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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第68回 最終回 素敵な出会いを有難うございました。

こんにちは。倫敦パンダです。

今回で、最終回を迎えました。

連載してから1年3ヶ月でしたが、
過去を振り返りながらも、
様々な出会いや出来事がありました。

主にイギリス留学時代を背景に
お話を進めましたが、現在と
かなり時代の変化を感じてます。

文章を書くことで、新たな自分の
発見もあり、この機会を与えて下さった
戸田先生、コラム連載に関しての
操作援助をして下さった中川さん、
陰ながら応援して下さった友人達に
改めて感謝致します。

本当に有難う御座いました。

イギリスで出会った友人達より
勇気を与えてくれた素敵な言葉が
沢山ありますが、その中で印象的な
言葉を拝借し紹介します。

「人生は、チャレンジ!」

この言葉は、今年の夏にイギリスの
友人宅を訪問をし、お世話になった
家族からの言葉。

色々な事情から複雑で長い間、
困難にさいなまれた友人達ですが、
厳しい現実を受け入れ、少しでも
前に進もうとする勇気と常にどんな
人に対しても、優しい気持ちで
毎日をチャレンジする態度。

言葉にすると簡単ですが、
実行するのは難しいです。

彼らからは、国籍を問わず、
常に人に平等である事、
世間の固定概念にとらわれず、
自分で考えることの行動と勇気
他人の意見を尊重し寛容になる
気持ちの大切さを体験を交えて
学ばせて頂きました。

学生時代は、何度もくじけそうに
なると何気なく励ましてもらい、
勇気を沢山与えて頂きました。

My wife is a genuine woman.
(私の妻は、心から信頼できる
誠実で本物の女性です。)

子供時代に、キプロス島から
移民として移住したギリシャ人女性を
妻に迎えたイギリス人の男性の言葉。

これは、とても褒め言葉で、
意味が深いと思いました。

「本物の女性」ってなんだろう?

彼女は、移民のため、
子供の時から言葉や
生活難を乗り越えた為なのか
とても真が強く心穏やかな人。

結婚されて、40年過ぎた
カップルですが、夫婦仲は
とても熱々でした。

倫敦パンダは、未だ独身ですが、
いつかは、彼女達の様に年を重ねても、
「倫敦パンダらしい本物の女性」に
なりたいと思わせてくれた言葉。

日本では、まだまだ男性が
あまり女性を口に出して褒める
機会が西洋ほど多くない様ですね。

でも、やっぱり褒められると人は、
男女関係無く嬉しいものですから、
お互いに相手の良い所を褒めあった方が
より良い関係になるのではないかと
イギリス人の友人達を通して実感してます。

海外で暮らしてみて感じたことは、
言語の習得以上に、生まれて初めて
直面した「自分と孤独の戦い」
が精神的に一番きつかったです。

望んだ渡英でしたが、誰も知らない
土地で、誰も知り合いも無く、
突然、孤独に襲われました。

当時は、若さもあってなんとか
「孤独の試練」を乗り越えられ、
精神も少しずつ鍛えられました。

孤独を体験した後は、
何気ない人の温かさや、
親切が本当に有り難く、
助け合って生きていく事の
大切さを感じたものです。

帰国してからも、相変わらず
ストレートで不器用な性格な為、
一筋縄では行きません。

現在も、進行形で失敗に落ち込む
事も沢山あります。(苦笑)

でも、失敗に懲りずに、
せっかくの人生ですから、
毎日明るく過ごせるように
マイペースで、これからも
人生へのチャレンジの旅を
続けて行きたいと思ってます。

また、皆さんと何処かで
お会いできる日を楽しみ
しております。

今まで、ご愛読のお付き合い
本当に有難う御座いました。

来年も、皆様にとって
健やかで実り多い年で
あります様に心より
お祈り致します。

(2007年12月28日)

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