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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第63回 イギリスは、ボランティアと密着社会。

こんにちは。倫敦パンダです。

イギリスは、約数10万の
ボランティア団体が存在しており
イギリスの社会生活に密着してます。

ボランティアやコミュニティ活動と
呼ばれている社会奉仕活動は、
様々な目的で積極的に活動されてます。

知っている限りの内容をざっと紹介しますと

○住んでいる街の住人が
住みやすい環境を整える為の活動、
○教育困難な子供達、シングルマザーへの援助活動、
○障害者や高齢者介護、
○病院の患者へのボランティア活動、
○個人的な他人の為の活動等。

日本で一番身近な活動は、町内会の活動が、
自主的な社会活動にあたるかと思います。

イギリス政府からもボランティア団体の
活動は奨励されている関係もある為か
自然体で前向きな動きがみられますね。

今年の夏にイギリスに訪れた時に
知ったんですが、英国皇太子基金の
ボランティア団体組織が出来、
通常のイギリスのスーパーで
さりげない団体名(商標されている)
の名前の入ったチョコレートボックスを
興味があって購入してみました。

お味は、とても王室の味!?
上品で通常のとても甘ったるい
イギリスのチョコレートより
多少甘さはおさえてありました。

倫敦パンダは、甘さを抑えた
日本のチョコレートの方が
繊細で好きな味だと実感。(笑)

英国皇太子基金のボランティア団体にも
みられるように、近年日本でも沢山の
ボランティア団体の存在を知りました。

有機野菜栽培、花の販売、無添加パン製造、
石鹸の販売等、主に日常生活用品を中心に
販売しその収益がボランティア団体活動費と
なっているようです。

イギリスでは、ボランティア団体名で
活動をする場合は、登録団体名の
証明のIDカードを身に付けて活動する
事が義務付けられてます。

イギリス滞在中でびっくりしたのは、
バラの花売りの献金活動。

夕食時の時間に、レストランに入って来て、
沢山のバラの花束を抱え、食事をしている
お客さんに「バラの花一輪いかがですか?」
と言ってさりげなく会話に割り込んできます。

カップルのテーブルでは、優しい男性達は
女性達にバラをその場で購入してプレゼント
する姿をよくみかけました。

この状況では、男性も断れないでしょうね。(苦笑)

食事する所までに、ボランティア活動と
称して突入されてしまうと、ボランティアと
言う気持ちより、強制献金の気がして
あまり気持ちの良いものでは
ないなぁーと感じました。

イギリスの好きな生活習慣の一つに
様々な用途の面白い絵入りの
カードで気持ちを伝える事。

選択したカードで、その人の
ユーモアーのセンスも光ります。

相手に感謝の気持ちを伝えたり、
おめでとう!カード、励ましのカード、
さりげないプレゼントの時に
大体必ずカードを添えます。

カードの裏側には、ボランティア
団体名が印刷されてます。

結構見受けられたのは癌の
ボランティア組織で友人達は、
決まったボランティア団体名の印刷が
されているカードを利用してました。

イギリスには、海外にも活動拠点のある
大きなボランティア団体組織の
「オックスファム」があって
リサイクルショップも兼ねており
イギリス国内で沢山みかけました。

知り合った日本人の友人の中には、
英会話の勉強も兼ねられるので、
「オックスファム」で無償でアルバイトを
する姿もありました。

倫敦パンダも何かイギリスと
日本に関する活動をしたいと
考えていたら、身近な所から
交流活動を行う話が舞い
込んで来たのです。


○ ワンポイント イギリスでも「湯たんぽ」あります。

今年の日本の冬は、かなり寒くなるのでしょうか?
イギリスでも冬の寒い日々が続くと
就寝に必要な物は、「湯たんぽ」でした。
英語で、Hot water bottle。主にイギリスでは、
高齢者の方が利用される理由で、ドラックストアーで
販売されてます。形は、長方形で材質はゴムの朱色。
なるほど、実物を見るとイギリスの若者はあまり使用
したくない訳がわかりました。(苦笑)

(2007年11月23日)

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