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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第38回 スランプ状態に陥りました。

こんにちは。倫敦パンダです。

学生生活も、そろそろ3ヶ月間を
過ぎようとした頃に、スランプ状態に
陥りました。

当初の計画で、3ヶ月後は未定の計画。

英国での生活状況と、
語学学校の状態によって、
今後を決めようと思ってたのです。

お恥ずかしながら、3ヶ月もすれば、
英語を「ペラペラ」に話すことが出来る様に
なると勝手に信じきってたのです。

1ヶ月目で、イギリス英語の音にも
なんとなく慣れ、TVからの会話も
所々掴める様になっていました。

今思えば、それは単なる思い過ごしで、
知っている単語を耳で捕らえられる程度。

各教科担当の先生に、自分の英語力の
伸びが思うように伸びないので、
悩んでいると愚痴をこぼしていました。

先生は、至ってのんびりしており、余裕の笑顔で、
「大丈夫、ちゃんと伸びてるから、安心しなさい。」

自分では、とても焦ってたんですね。
何に???

わからないけれども、授業でも積極的に
発言しているし、討論も自分なりに、
出来るようになっていると思ってたので、
「何かがオカシイ」と不安になってました。

実は、自分の理想とする「ペラペラ度」に
到達しておらず、そのギャップに悩んでたんです。

「ペラペラ度」とは、つまりネイティブと
同等くらいになれると思ってたんですね。

なんとまぁー、希望が高いというか、
単純で無知な思いだったのでしょうか。

スランプの時に、丁度、ブリストル大学に
留学している日本人学生と出会いました。

彼女が、いわゆるバイリンガル。

イギリス人からのお墨付きで
彼女が、顔の見えない電話で話をしても、
誰も彼女が、日本人とは、わからないくらい、
完璧で正真正銘のネイティブと同等レベル。

その背景は。。。
オーストラリアに高校3年間滞在、
大学生活のイギリス4年間滞在、 
計7年間の英語圏での海外生活者。

彼女曰く、ある程度の年齢で、
ネイティブと同等レベルを目指す場合、
英語漬けの生活を毎日8時間以上と
発音に気をつけて、一生懸命勉強を
最低4年してやっと基礎が
出来る程度だと言ってました。

彼女は、オーストラリア時代は、
全く英語が出来ず、滞在2年半ぐらいで、
ようやく話せるようになったそうです。

ひぁー、そうなんだ。。。

他言語習得は、本当に終わりが無く、
地道で奥が深いですね。

改めて自分の単純で思いつきの
浅はかな考えを反省しました。

日本人なら、誰もが一度は、
様々なスランプに陥るようです。

学校の日本人の友人達も、
それぞれの「思いの壁」を
乗り越えたとの事。

日本での「せっかちモード」から切り替えて、
「ゆったり、のんびり」英国の生活をもっと満喫し、
「余裕をもって学んで行こう!」と
考えを新たにし、勉強を引き続き
続投することにしたのでした。


○ワンポイント 悪徳語学学校にご注意を。イギリス編。

イギリス国内には、数多くの語学学校があります。
英国政府認定学校、民間の語学学校組織団体加盟校
ですと、一定水準に相応しい先生と学校の設備が
整っているので、それを目安に選んだほうが良いと思います。
法外に安い学校はご注意を。悪徳学校の場合があります。
(現在は、法律が改定され、存在してないと思いますが。)
一度収めた授業料は、どんな場合でも返金が難しいため、
全部を納入するのではなく、一学期分とか一ヶ月分とか、
分割し、自分に合っている学校かどうか、様子を見た方が安心です。
自己責任が問われる海外では、自然と用心深くなってしまいますね。

(2007年05月25日)

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