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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)

第29回 夏の夜の海辺。

こんにちは。倫敦パンダです。

盛大なパーティ後は、
美味しい食事をたくさん
ご馳走になったので、
食後のお散歩に従兄妹達、
友人達と一緒に外出した。

海辺が近かったので、
彼らがよく小さい頃遊んでいた
海辺を中心に散策した。

足場が見えない程、
真っ暗なので、懐中電灯を
各自持参で歩いた。

海辺周辺には、高い建物や
家もない為、アジアの様な
対岸に電球のカラフルな
夜景はもちろん無い。

月夜のロマンチックな海辺を
少し期待したのですが、
ちょっと違いました。

どちらかというと、日本の夏恒例の
「肝だめし大会」の様な感じかな。(笑)

我々が歩くと「ざくっ、ざくっ」とした
砂の音だけで人の気配は、全く感じさせない。
動物の足跡を見つけると「ドキッ」と
なぜか身震いがしたり。。。

フランスの街灯(ヨーロッパの街灯)は、
オレンジ色か、ぼんやりした黄色い色なので、
日本の白熱灯の光の元で見る、
人、物、建物等の受ける印象が
だいぶ違う感じがする。

白熱灯に比べるともちろん、光は、暗いけど
雰囲気のある、落ち着いた気持ちになる。

夜風は、もう夏の暖かさを感じられず、
秋の知らせを伝えに来た様で、少し冷たい。

再び空を見上げると、弱い月の光と
きれいな星が沢山輝いてみえた。

静かな波の音だけが聞こえる。

フランスに居ても、目を閉じると
宇宙の彼方に「ぽっん」と一人で、
居るような不思議な錯覚を起こした。

遠い夢の中を歩いている感じ。

星の夜空と静かな海辺で、
そろそろ夏の終わりを感じた
海辺での夜の出来事でした。


○ワンポイント 「いただきます」は日本独自の言葉。

日本では、食事をする時に、「いただきます」を
自ら口にして、食事を始めますよね。
主にヨーロッパでは、それに該当する正確な
言葉がみつかりません。しかし、美味しく食事を
頂いてもらう為の言葉はあります。
フランスでは、食事をする前に、
Bonne appetito!(ボン アペティト)
「美味しく召し上がれ」の意味を込めて、
食事をする相手に対して、声を掛けます。
「いただきます」は、日本独自の便利で
素敵な言葉だと思います。

(2007年03月23日)

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