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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)
第22回 ルーブルから迷子のお知らせ。
こんにちは。倫敦パンダです。
ルーブル美術館は、本当に広ろすぎるし、
迷路のような感じを受けるので、
簡単に迷子になりやすいのです。
実は、ルーブル美術館に訪問中、
全く別な年にそれぞれ、日本人観光客の
迷子の方のお手伝いをしたことがあります。
一件目は、新婚ほやほやの20代の女性。
新婚旅行でパリを訪れており、ルーブル美術館で
絵画を見た後、出口のピラミッドで旦那さんと、はぐれたらしい。。。
彼女は、どうしていいか、わからず、旦那さんを
探したのですが、見つからず、途方に暮れて
出口で泣いていたところに、警備の方に連れられて、
インフォーメーション で不安げに座っていたのです。
インフォメーションにおいてある、英語のパンフレットに
手を掛けた時、職員に助けを求められたのです。
当時、パンフレットは、フランス語、英語、日本語、
ドイツ語、スペイン語、イタリア語を用意してました。
職員の方は、東洋人が、インフォメーションに寄る度に、
この迷子の女性の助けを得るべく声を掛けていたようです。
偶然英語のパンフレットを選んだということは、
なんとか英語が通じると思って声を掛けて来たのですね。
英語のパンフを選んだのは、せっかくイギリスに
留学しているので、やっぱり、ここは「英語のパンフ」よねー
と気軽に思って選んだだけでした。
職員の方は、本当に親切で根気よく、なんとかして、
彼女に会話を試みたようですが、英語も、フランス語も通じず、
可哀想なことに、あまりのショックで、日本語でも落ち着いて、
話が出来ない程、精神不安定な状態だったのです。
迷子になってから、既に2時間ぐらい経っていた様です。
彼女は、お財布を全て旦那さんに預けてしまっていた為、
一切持ってなかったのです。
幸い、宿泊先のホテル名をかすかに覚えていたので、
職員の方が、そのホテルに電話を掛けてくれ、旦那さんが
先に戻っているか、問い合わせをしてくれたんです。
しかし当然ながら、ホテルには居ませんでした。
彼女は、閉館時間まで、旦那さんを待ってみるとのこと。
職員の方が、閉館後、彼女が一人の場合は、
きちんとタクシーに乗るところまで、付き添って下さると
おっしゃって下さいました。
一応、行き先のホテル名をフランス語で書いてもらい、
それをタクシーの運転手にみせてね、と告げて
タクシー代を差し上げ、旦那さんが無事に迎えに
来ます様に!と思いながら、その場を後にしました。
留学していた時でしたが、このような状況で、
少しでも、お役に立てて、良かったなと思いました。
今度は、全く別な年に、ルーブル美術館で、
またもや、迷える子羊に出会ったのです。
○ワンポイント 団体旅行でも、意識は、個人旅行のつもりで。
海外旅行では、旅行中は、環境の変化、移動、時差の関係で、
無意識な内に、気力、体力を消耗してしまいます。
団体旅行は、安心しがちですが、個々の行動と
責任が多く問われる場面が多々あります。
旅行を楽しくする為にも、自分の身の回りの安全、金銭、
健康管理に充分、気をつけたいものですね。
(2007年02月02日)