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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)
第12回 メキシコ国でボランティア活動。 前編
こんにちは。倫敦パンダです。
アマリロから車で約13時間程かけて、
向かった先は、メキシコ国。
その村は、国境近くの場所で
当時も、今も名前は思い出せない。
箱の形をした平屋建ての家がまばらに有り、
唯一の売店も一件のみ。
雲ひとつない、青空がとても印象的。
アメリカとは、大違い。
村の貧困の度合いが、目の前の現状を
物語っていた。
ボランティア目的は、その村に
手作りの教会を建てる事。
教会に属しているアメリカ人のボランティア達が、
年に数回休暇を利用して、教会を造りに訪れる。
レンガにセメントを塗り、一つ一つ、
積み上げて行く、気の長い作業。
外観は、大体仕上がっていた。
ここまで、4年掛かったそうだ。
今回、特別に声が掛かった日本人の
ボランティア参加資格事項としては、
1.4泊5日の滞在中は、入浴不可。
2.トイレの施設がない為、家庭のトイレを借りるのに抵抗ないか。
3.食事は、用意したパンとジャムのみ。飲み物は、各自購入。
4.現場で、貧しい大人、子供に絶対お金や食べ物を与えないこと。
5.水は、貴重なので最低限しか使用出来ない。
上記の内容の約束出来る人のみ参加が許された。
日本からは、5名参加を決めた。
他、アメリカの男子高校生と社会人で、
総勢15名ぐらいであった。
今回のボランティアの経緯は、引率の先生の一人、
ボブ先生が、デンバー事件を大変気にされており、
事件後、我々の行動を観察し、少しでも日本人に
アメリカの良い思い出を作ってもらうように
先生が特別に話をもってきてくれたのである。
我々のボランティアとしての仕事は、
日本の文化をメキシコの貧しい子供達に伝えること。
「えー?日本の文化って何を教えれば良いんですか?」
「日本の歌や、日本の遊びを教えれば良い」って言われた。
メキシコの子供達は、日本人に会ったこともないし、
日本語も聞いたことがない、だから日本人が居るだけで、
珍しがって寄って来るから、相手をしてほしいと。
子供達と一緒に、ケンケンパー、かごめかごめ、石投げ、
地面に大きな絵を書いたり、だるまさんがころんだ等、
童心に帰って遊んだ。
子供達は、ボロボロの服を着て、
身なりがとても貧しかったが、
目がとても、きらきらしていた。
真っ直ぐな純真さが伝わってくる。
教会を建てる理由。
それは、子供達に未来の希望を
自ら持ってほしいからとのこと。
スペイン語を話せる肝っ玉のアメリカ人の
ママが今回のリーダで、我々の面倒もみてくれた。
○ワンポイント メキシコ国の公用語は?
メキシコ国は、スペイン語が公用語です。
スペイン語は、中南米中心に約20カ国で話されてます。
スペインのスペイン語とラテンアメリカのスペイン語は、
発音、表現に違いが有り、スペイン語圏のお国同士でも、
全く通じない事もあるそうです。
世界って、本当に広くて、知らない事が沢山ありますね。
(2006年12月01日)