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出会いは素敵な冒険(倫敦パンダ)
第10回 デンバーで事件発生。
こんにちは。倫敦パンダです。
平穏無事滞在のサンフランシスコを後にし、
次の滞在先、デンバーへ移動。
デンバーでは、滞在予定の家族の変更で、
ロックマン家に4人で滞在。
今回も、Y子と一緒。
ロックマン家は、両親と高校生娘一人。
サンフランシスコの家庭と比べると
裕福ではないが、気持ちのやさしい一家。
今回、教会主催の海外プログラムが
大学主催と比べてなぜ割安なのか
理由がわかった。
各都市の滞在先の家族が、
食費以外は、すべてボランティアで
引き受けてくれたからである。
外国人を自分の家にあまり招待しない
日本と違って、アメリカでは気軽に
ボランティア精神で、滞在を引き受けたりする。
アメリカ人の心の広さに、すごいなー!と
只只、感心するばかり。
ロックマン家は、ママがすごいおしゃべりで、
家族の中心的存在。
かなり日本人の滞在を引き受けていた様で、
日本からのお土産がたくさん飾ってあった。
ここでの生活は、地下室で寝泊りをし、
正直食事は、かなりシンプルであった。
時々、非常食用として持参した
日本のせんべい、梅干のお世話に。
一緒に同居していた、日本人B子が
滞在先の食事と英会話が出来ない
不満が原因で、ある日から突然何も言わず、
一緒に食卓につかなくなった。
理由を聞こうとしても、無言で答えてくれない。
ファミリーと我々は困っており、
引率の先生に相談を持ちかけていた。
そんな中、ある大事件が発生!
各滞在先の家族全員との、
楽しかったはずの教会での夕食パーティ。
B子が、突然居なくなり、全員で探し回ったのである。
幸い、B子は何事も無く無事だった。
当時アメリカでは、夜19時以降の女性の一人歩きは、
身の安全を保障出来ないくらい危険な行為。
アメリカへ行く前に説明を受けていたはずなのに。。
アメリカは、社会秩序、規則にとても厳しい国。
自己責任で行動することが15歳くらいから、
厳しく躾けられるそうです。
B子の身勝手な行動と滞在先の問題を合わせて、
アメリカの教会側では、日本人の受入れ滞在を
中断し、全員帰国を迫られるまでの緊急事態に。
最終的に条件付で、プログラムを続けられる事に。
ファミリーには、大変苦い思い出を残してしまい、
重い気持ちで、次の都市へ向かったのでした。
○ワンポイント マナーは、お持ちですか?
海外に旅立つと小さな場面でも、日本と違う習慣、
考えの違いにぶつかります。
その国のマナーを守ることも、楽しい思い出作りのポイント。
When in Rome,do as the Romans do.
(郷に入っては、郷に従え。)古き良き諺だと思います。
(2006年11月17日)