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枝葉末節、本末転倒(黒崎官瑛)
第1回 株は人生の縮図
第一回目なので、総括から。
株は世界中で色々な立場の人によって取引されています。
例えば、証券会社や銀行員、自営業者、サラリーマン、主婦、学生、
など。
彼らは、その立場に関係なく儲けたり損したりしています。
最近でいえば、
サブプライム問題の絡みで大損を抱えてしまった機関投資家もいれば、
BRICS投資で大儲けした個人投資家もいます。
株取引自体は非常にシンプルなものです。
株は基本的に2種類の状態から3種類の行動を要求するだけだからです。
状態は、「持つ」、「持たない」。
行動は、「買う」、「売る」、「動かない」。
(もちろん、信用やデリバティブをやっている人々は
選択肢がさらに増えます。)
ですが、株取引のシンプルさと損得は関係がありません。
株取引に答えはないからです。
そこで、人々は「少しでも答えになりそうなもの」を調べ、考え、求めます。
そして、その「少しでも答えになりそうなもの」を持ち、行動をとります。
「少しでも答えになりそうなもの」は様々です。
過去の経験を元にしたもの、間近に見たもの、
データからの予測、信念や直感、
などなど。
そして、人々は行動をする際、恐怖したり、後悔したり、疑念を持ったり、
確信したり、安心したりします。
私には、株取引は人々が互いの人生をぶつけ合っている行為のように見えます。
そして株をしている私もまた自分の人生をぶつけているように感じています。
ここからは、自己紹介欄として、自分にとっての内面を書いていこうと思います。
●タイトル「枝葉末節、本末転倒」と名前「黒崎官瑛」
「枝葉末節、本末転倒」は(しようまっせつ、ほんまつてんとう)と読みます。
「枝葉末節」とは、「本質から外れた些細な部分、主要でない物事のたとえ」です。
「本末転倒」とは、「物事の重要なところと、そうでないところを逆に捉えたり、扱ったりすること」です。
こんなタイトルにした理由ですが、
一つは、私がよくその場その場の状況に振り回され、
本質を見誤ることからの戒めです。
もう一つは、小さなこと、細かいことを取り上げていく予定ですので、
連載が終わったとき、
「枝葉末節、本末転倒」というタイトルが
しっくりくるような予感がするからです。
「黒崎官瑛」は(くろさき かんえい)と読みます。
この名前は高校生のときからひそかに使っていました。
戦国武将「黒田官兵衛」が好きでしたので、
ちなんだ名前にしていました。
その後、1996年にドラフト1位、2位で入団した
沢崎俊和投手、黒田博樹投手の活躍と
その翌年、ドラフト4位で入団した
小林幹英投手の活躍により
広島カープファンになり、名前と読みを拝借しました。
「黒」「崎」「かんえい」です。
こんな感じで、自己紹介して行けたらなと思っています。
2007/09/01