戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> お鍋の中と外(榑林未奈子)
お鍋の中と外(榑林未奈子)
第20回 紅玉のコンポート
いつの間にか秋が終わって、もう冬ですね。
私は生まれてこの方、太平洋岸でしか生活したことがないので、
冬といえば「乾いた強い風」という印象です。
でも、北陸在住の友人に言わせると、冬とは
「アラレと雷の絶えない季節」とのこと。
日本って広いです。
さて、この時期しか作れないおいしいおやつの紹介です。
紅玉りんごを使ったコンポートです。
<START>
紅玉4個の皮をむく。ピーラーなどで薄くむくときれい。
→身の方は芯を外して1/4カットにし、薄い水につけておく(変色対策)
→りんごの皮と水1.5リットルを鍋に入れて中火で色が出るまで煮出す
→皮の色が抜けて水に移ったら、ざるで漉し、液を鍋へ戻す。
→白砂糖375g(最初の水の1/4程度)を溶かしこみ、りんごの水気を切って鍋へ。
→5分程度弱火で煮て、りんごに火が通ったら火を止め、冷まして冷蔵庫へ。
<GOAL!>
りんごは意外と煮えやすく、余熱でどんどん火が通ってしまいますので
用心して煮過ぎないように気をつけましょう。
煮上がった直後より、1日くらい冷蔵庫で寝かすと、冷めている間に
りんごの果肉がぐんぐんシロップを吸い込んできれいに赤く色づきます。
冷蔵庫保管で1週間くらい保ちます。
前に一度、そこそこ赤い別の種類のりんごで試したら、それはもう
悲しくなるくらい色が出ずにがっかりしたことがありました。
それ以来、必ず紅玉で作るようにしています。
砂糖も、健康のことを考えると、きび砂糖やてんさい糖を使いたいのですが
色のきれいさが命なので、白砂糖または氷砂糖を厳守です。
コンポートはヨーグルト(ジャージー牛乳などの濃いもの)をかけるだけで
きれいでおいしいデザートになります。
電子レンジで軽くチンして、バニラアイスクリームを添えるのもいいです。
2013/11/21