暖かくなったり急に冷え込んだり、三月の天気は
いつも対応しにくいですね。

一週間の休みを終えて、ひさびさに出勤したら、
職場のカレンダーが3月のカレンダーに変わっていて、
こういう教訓が書いてありました。

「困難も苦労もない生活からは
貴重な体験は生まれない」

これがあまりにタイムリーすぎて、笑ってしまいました。
今回のベトナム・カンボジア旅行は、私たち親子にとって
まさに困難と苦労（？）の連続だったからです。
たくさんあったので、思い出しがてら、リストにしてみました。

・出発当日に朝寝坊
・リムジンバスのチケットを紛失して買いなおす
・ノイバイ空港→ハノイのホテルへの送迎が予約されていない
・ホテルの備品の一部がない
・ハノイ→プノンペンの飛行機が、直通のはずが
なぜかラオスのビエンチャン空港で乗り換え
・帰りの飛行機が戸田先生ご夫妻と違うことが現地で発覚
・レストランでスーツケースを忘れかける
・接続が悪く、帰りのタンソンニャット空港で10時間待ち
・成田行きの飛行機が機材トラブルで遅延、席も全員交換

こうして一覧にすると、なかなか波乱に満ちています。
（自分たちのせいな点もありますが…）
初日に、ぎりぎりで参加を断念なさった方が三人もいたと聞き、
冗談で、
「今回の旅は起伏に満ちていますねー」
と戸田先生に申し上げたら、笑っていらっしゃいましたが、
当初の予感が当たるどころか、大幅に上回るハプニングぶりでした。

ただ、不思議と、トラブルが起きても「あーつらい、嫌だ」と
本気で困ったりあせったりすることはなかったのです。
深刻な被害もなく、すばらしい経験と出会いを得て、楽しく旅行を終えて
帰ってくることができたのは、ひとえに戸田先生と現地でのガイドさん達、
そしてJSIスタッフの皆様のご尽力のおかげです。本当にありがたいことです。

人生は予想通りに運ばないことの方が多いですから、
ハプニングや失敗をいかにリカバリするかが、問題解決力の
訓練になるのでしょうね。
今回は助けていただいてばかりでしたから、私ももっと地力を
身につけていきたいです。
ちなみに、この旅行から得た最も大きい教訓は
「旅行会社に任せれば安心、という考えを捨て去ること」
です。 

2012/03/08