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融通無碍(久遠善行)
第27回 バケツの穴を塞ごうとしない
DVDを見て開始された禁煙ですが、当時の体調といえば
それはそれは・・・よろしくありませんでした。。
・頭痛
・腰痛、背中の痛み
・腹痛(突然、トイレに行きたくなる・・)
・めまい、たちくらみ(「座りくらみ」も、してました)
等々の体調不良は日常茶飯事。
こういう体調不良は
「加齢からくるものだから仕方がない、逃れられないものなのだー」
と勝手に決めつけていました。
加齢いいましても、まだ30代後半なのですが。
体調面だけでなく、心持ちもよろしくはありませんでした。。
内観研修に行く前の状況ですから、
・家族関係、父とは冷戦、
・職場等でも不平不満を平気で口にする
・一人になれば理想と今とのギャップに苛立つ毎日・・
それはそれは苦しいイクサをしておりました(一人でね)
こういう状況下であっても、節制しようとは全く思わない。
いや、こういう状況下だからこそ、・・と言うべきか。
・煙草は止めたくない、吸っていたい。
・お酒も飲んでいたい。
・間食もやめたくない。
・運動とかしたくない。
・自分は悪くない、悪いのは相手。
こんな行動&思考で、人生が好転するわけがありません。
お腹痛くなる原因は食べ過ぎ・・・と今ならわかりますが、当時は自覚がない・・。
バケツに穴が開いてるのに、それには気づこうとせず、
「おーい、なんだこのバケツ、水が貯まらないぞ!」と騒いでいるようなもの・・・。
「自分たちが世界を誤って見ておいて、世界が自分たちを裏切る・・と嘆く」
(ラビンドラナート・タゴール)
・・といったところでしょうか。
こうして振り返ってみると、やはり当時の自分には
・今の自分の現状に気づく(ヴィパッサナー瞑想)
・それを受け入れる(内観研修)
ということが必要だったのだと思います。
それが、然るべきタイミングで訪れてくれたのは、ありがたいことです。
現状に気付かず&受け入れず、成功法則を学び実践しても、砂上の楼閣でしょう。
「バケツの穴、90%塞いだので、水が貯まって来る(効果が出る)はずです!」
・・という主張には同意できません。
現象世界を変えるには、100%を目指しての行動を。
意志・決意の強さを自分自身に証明することが必要なのかもしれません。
2010/07/29