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融通無碍(久遠善行)

第10回 父こそ内観すべき

内観研修所に向かう行きの飛行機の中で
ノートを広げ、自身に問いかけたことです。
Q:どうして、内観なんてものをやるのか?
Q:自分の真の問題は何か?
Q:内観で解決したいものはなにか?と。

・・・これらは自分に内観を勧めた友人が、
是非やっておくといいよと言われたのでやっただけです。
参考ページ http://yakushima.kiroku.org/course/naikan/naikan02
回答は
「父親との感情的な綱引きを止めたい・・」と書いた記憶があります。

心底止めたい・・

部屋に居て父の足音がする度に
微弱に反応(「また皮肉言いに来たのかと」と妄想)してるし、
「お前の部屋のゴミ、片しておいたぞ」は
「お前は部屋も掃除できないのか」に聞こえるし
「革靴磨いておいたぞ~」は
「お前は自分の靴も磨かないのか?」に聞こえます。
「出掛ける序でに明日の朝ごはんの食パン、買ってきてくれないか?」は
「いつまで独りで居る気なんだ?お前がもし嫁さん貰って同居していたら、
 我々親は明日の朝ごはんの心配なんかをする必要がないのだ」
に聞こえます。

万事が万事こういう誤変換をするものですから、
実家住まいなのに気を張っており疲れています。
(気を張っている、疲れていたのに気づいたのは今ですが。)

前回までで検証した、父の「勉強しろ~」は親心から発した言葉であり、
親戚の目もあるし、息子・長男には勉強ができる子であって欲しい
このセリフには、そういう父の願いが込められていた・・

うんうん。100歩譲ってまぁ、それでいいでしょう(笑)
昔の思い出ですし。「勉強しろ~」は子供時代、大昔の話・・。

しかし、それと今、父との間で起きている問題は関係がない・・・

今、起きている問題は
父との会話では、毎回毎回
痛烈な皮肉を言ってお互い気分悪く話が終わること・・
これを解決したい!それと
上にも述べたように心の誤変換を無くせるモノならなくしたい
と本気でそう思いました。

しかし、父に対する中学時代までの内観では
「勉強しろ~」の意味しかわからなかった・・・
この手の問題って幼少期にあったりするんじゃないのか わからなかったってことは、
「(内観じゃ)無理か・・」と疑問も出てきます。

内観はモノの見方が変わるよって聞いて来たけど
自分だけ変わった処でどうなんだろう・・。
研修を終え、家に帰った自分は父に皮肉を言わなくなるかもしれない。
我慢すればね。
以前だって、こちらからは何度言わないでおこうと思ったことか・・
しかし、父は止めず言ってくるんだから防戦するしかない。
要するに自衛、言い返さないとこちらが傷つくんです
自衛のための戦争です。仕掛けてくるのはこちらではない
変わってほしいのは俺じゃない、父だよ、父!
父こそ、内観修行すべきなのだ。
私なんかよりも・・・

帰宅したら、親父に内観やってみないかと上手く勧められないものかな・・
とそんな妄想が膨らみました。

2009/12/13