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融通無碍(久遠善行)
第5回 数十年来の事実誤認
「小学校低学年」
「小学校高学年」
「中学時代」
「高校時代」
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内観で面接を繰り返す度に、世代が上がっていきます。
「してもらったこと」
「迷惑を掛けたとと」
この2つは本当に沢山の出来事が出てきます。
子供同士でお金の貸し借りで揉めた
友達の家はおもちゃが沢山ある、自分の家にはないと文句を言った
○○君のお母さんは綺麗だと母親に言った
(↑目茶苦茶失礼なセリフですよね。要するに、自分の母親は彼のお母さんよりもブ●だ!と暗に言ってます)
夏休みの旅行に連れて行ってくれた・
運動会に見に来てくれた
郊外学習の弁当を作ってくれた
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ん、ん 多すぎる。
毎日、いや毎時間・・
夏休みともなれば、朝起きてから寝るまで
いやいや寝ても覚めてもか、
母の世話になりっぱなしです。
子供だから仕方がない?
いえいえ、犬や猫の子供だって数年で自立します
3歳になったけど母親に餌を取ってきてもらっている子犬・・・
そんな犬、居りません(笑)
このときのメモにあります。
自分は、親の生き血を吸うヒルのようだ。。。と。
いやいや、してもらってばかりじゃない、
それに比例して「して返したこと」がある筈だ!
ここはひとつ、真剣に思い出そう!
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夏休みに玄関を掃除した・・・のは日記に書く為だったようだ。
お使いに行った・・・のは自分がお小遣いがもらえるからだった。
お母さんの為に勉強を頑張った・・・勉強するのは、母の為ではなく自分の為。
中学に入ると反抗期が始まって~母親がウザくなり、
高校に入るとより一層ウザくなって
大学は親元無理矢理離れての一人暮らし・・・
おかしい!迷惑かけっぱなしではないか。
大学生になるまで、見返り期待しての「して返したこと」を含めても、数えるほど・・
純度の高い「して返したこと」が全くない・・
前回の記事で、小学生低学年までが
>「してもらったこと」「迷惑を掛けたこと」7個 > 「して返したこと」0個
だった・・、
これが大学生までだと・・・
「してもらったこと」「迷惑を掛けたこと」 数万個 > 「して返したこと」0個
大差・・・・orz
もはやスコアの逆転は不能。
自分は、いったい・・人間だろうか(笑)。
ここでハッと気づきました。
自分は「良い子」ではなかったのだ・・と。
自分は結構「良い子」をやって来たはず・・
(なのにウチの母親ときたら何もしてくれなかった・・・)
という数十年来、思い続けた認識というのは、全くの間違いだったのです。
2009/10/06