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丘の上から(小日向次郎)
第65回 5月1日ベトナム株セミナーに参加
5月1日東京で開催されたベトナム株セミナーに
参加しました。
最後にハノイに行ったのは4年前。
同年代の(都心部に住んでいる)ハノイ人は、
「本当のハノイは旧市街からフランス大使館のある場所まで」
真面目に反しており、私も「そんなものだろう」と理解。(冗談)
まずは投資云々より情報の最新化からと思いました。
JSI(ジャパン証券)の平本社長のお話は、
①自分の持っている知識の復習
②2007年10月の時点で止まっていた知識の更新
③日本企業・日本人の全体的な立場と動き
の情報を得るにとても有意義な時間でした。
My Dinh地区のことについて話や
数々の写真に感傷的になっていました。
・あの道路がなかった頃、
砂まみれになって現場に行った自分。
・あのプロジェクトに声をかけてもらった。
セミナーの最後の部分でベトナム経済や市場について
説明がありました。
外国人に対する投資環境が少しずつ整備されているのが
何よりのニュース。
逆に経済成長の弱みで説明していた部分について
4年前とあまり状況が変わっていないと思いました。
「新しい世代の台頭があれば」との見解もありますが、
簡単に解決はしないだろうと考えます。
個々の産業について発言がありましたが、
工業化が進んでいるのはわかりました。
ただ、ベトナムは農業の盛んな国であり、
輸出産業に農業品目があることから、
もっと食品や農産物を扱っている企業への投資が
盛んだと思っていました。
私個人の興味としてベトナムの農作物と投資について
注視したいと思います。
セミナーから帰宅してパスポートを開いてみれば、
随分押されているベトナムへの入出国印。
以前コラムで書かせて頂きましたが、
ベトナムには何回か社用で行く機会がありました。
セミナーの会場となった日本橋へ行く途中、
「縁とはなんと不思議なものだろう」と
つくづく感じました。
会社の事情と配転により私はベトナムとの関わりが
中断していましたが、
結婚を機に別の視点と立場からベトナムへの扉を
開きかけているような気がしてなりません。
何か思うところがあるということは、
あの国との接点はどんな形であれ持ち続けることにより、
より新しい形で交流と関係を創れるのではないかと考えます。
新しい小さな一歩をやろうと思います。
会社の一員ではなく、日本人として。
2011/05/04