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丘の上から(小日向次郎)
第53回 英語はすごい!から
英語は世界で学ばれている主要言語です。
日本でも中学・高等学校で学ぶ人が大半だと思います。
七つの海を制する曲である「Rule Britannia」は、
軍事的に影響を及ぼすのではなくて文化的にも世界に影響する、
つまりイギリスの言語たる英語が世界に広がることも意味しているようです。
もしかすると、今後は中国語の影響力が出てくるかもしれませんが、
しかし今のところ、英語はあらゆる国際機関における標準的な言語となっているようで、
しばらくの間は変わらないことでしょう。
一口に「英語」と言っても、北米で話されている言葉、
オセアニア、南アフリカ、香港で話されている言葉、
シンガポールで話されているもの、インドなど、
イギリスを離れたそれぞれの地域でそれぞれの発展ととげています。
英語とそれを伝搬したイギリスの歴史における大きさを
今一度認識したいと思います。
「イギリスはすごい国だ」と素直に。
さて、私ごとで恐縮ですが、戸田ゼミの忘年会で公言した通り、
最近米国公認会計士(USCPA)の通信講座を
カメさんよりゆっくりのスピードで勉強しています。
きっかけは、近い将来会計に関する基準がより
国際化されるということ。
つまり、国際語としての英語と同じ役割のような感じで、
会計基準も国際化される方向になるようです。
そこで、その一貫として米国公認会計士の勉強を始めたのです。
その中に、IFRS、米国基準、日本基準の比較というページが
教科書にあります。
このページを読むというよりは、その比較表にある行間を考えるのが楽しい。
文化の違いか、背景の違いか、それともたまたまか。
楽しむのと同時に、この基準を日本が受けれ入れきれるだろうかとも感じます。
商風習が違うからです。
ISOなど国際基準に習おうとする風潮があるなか、
各国のお国事情により解釈が違う場面もあると思います。
原文が仮に英語であるとしても、そこから流れる理解とは、
どうやらその国個別のものですね。
英語を知っているからと言って、世界を理解することはできない。
やっぱり最終的には「ローカル」たる現場を理解することでしょうか。
2011/01/14