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丘の上から(小日向次郎)
第28回 東京を想う
東京を想う
東京在住の小生ですが、今まで深く「東京について」
考えたことがなかったので、数点書いてみようと思い
ます。
<皇居のこと>
数年前まで休日の皇居は観光客がほとんどで、
観光スポットやお花見・紅葉の時期を除いては
静かな場所でした。
しかし、皇居は市民ランナーにとって格好の練習場
となり、また競技人口が最近増加したことによって、
賑やかになりました。皇居を身近に感じる方が多く
なったと思います。
数年前、週に1度は業務終了後に皇居を走りながら
帰宅していました。その際に、少し遠回りして桜田門
に足を向けます。
そこから内堀通りを二重橋方面に歩きながら夜に映る
大手町丸の内界隈のビルを見るのがお決まりのコース
でした。小生にとり、その光景は「東京らしさ」と
見えるものの1つです。
<坂の多さについて>
東京は坂の多い都市だと思います。
通勤で走るとよくわかりますが、平らな部分が少ないです。
走る人には、何よりの練習となります。毎日の生活では、
直線距離にすれば(平らに歩いたと仮定すると)10分程度の
ところでも、坂を一度下りまた登らなくてはならない行程が
随所にあります。子供をおんぶして歩いたりバギーに乗せて
歩くと、かなりの運動量になるのではないでしょうか。
都心には「山」とつく地名(愛宕山・飛鳥山・上野の山など)
があり、また山手線の駅名でもある日暮里はアイヌ語の山を
意味する「ヌプリ」が和音になったものと伝えられています。
そんな風に坂が多いのは自然かもしれません。
<銀座あたりのこと>
銀座とよく接するようになったのは家族を持ってからです。
子供の頃は、「大人のモノばかり」と思ったためでしょうか、
印象がさほどありません。
最近のニュースでもあるとおりデパートの閉店が続きます。
銀座のデパートなんて行くことはあまりなかったですが、
家電量販店やファストファッションの流行に押されて閉店
するのを見ると寂しい気がします。
2010/07/03