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丘の上から(小日向次郎)
第2回 アラスカへ
小生が最初に日本の国外へ出たのは5歳の時、
35年前の昭和50年8月1日に米国のアラスカへ行きました。
両親の方針により、独りで10日間三浦雄一郎先生が指導する教育キャンプに最年少で参加。
当時は米国の東海岸へ向かう路線と欧州路線は
成田空港開港前の羽田発で米国のアンカレッジを経由でした。
キャンプ地はアンカレッジ近郊のセワード。
記憶に残ることはそう多くありません。
夜が短かったとか、鮭がうまかったとか、ノースウェスト航空のボーイング747ジャンボの機体で(3列―4列―3列)座席だったことなどを覚えています。
また余談ですが、帰国して母に頼んで鮭を準備してもらいましたが、
アラスカで食べたもののほうがおいしいと感じたのも覚えています。
生まれて初めて英語に接しました。
陽気なアメリカの人はちゃんと挨拶を返してくれました。
自分の子供が5歳になった時、子供の背中を押して海外での集団生活に参加させるだろうか?
と考えるこの頃です。
アラスカへの冒険?は、その当時、非常に大きな投資だったと思います。
澄んだ空、きれいな水、夏に歩いた氷山、5歳の時に見て帰ってきたことは、小さな事かもしれません。
あれから35年、今までの渡航歴を数えてみると30カ国程度。
両親を始め皆様のおかげをもちまして40歳になりました。
アラスカは自分を形成したルーツがあるような気がするので、再訪できたらと考えるこの頃です。
初めてヨーロッパに行ったのが21歳の時。
この後17年間は外国歴はアメリカ合衆国のみでしたので、自然とこの時期に影響を受けました。
次回は、わが母校ミシガン州立大学について書きます。
2010/01/09