【NO.2】中国、天津にて（１）

ここ、中国天津は、６月というと、すごしやすい気持ちのよい季節をむかえます。

天津は、渤海地域の良港で、昔から外国の租界もあり、海河と呼ばれる運河のある歴史と水と気候の穏やかな潤いのある地勢に恵まれています。また、中国の４直轄都市の一つであり、９００万多の人口を抱える重要都市です。

近年は中国最大規模の経済開発区が置かれ、渤海湾地域の中心として、政府の経済重点地域指定を受けています。日本のトヨタをはじめ、モトローラ、康師傳等の中国の製造拠点が置かれています。

しかし、ここ数年は上海、広州、北京地域に遅れて、ようやく開発と文明都市建設に着手し、現在は旧式家屋の取り壊しで戦場跡地と、雨後のタケノコのような高層ビル建設の併存で、街中は霞立ち、埃っぽくも感じます。快速路の建設もあちこちで進み、立体構造の橋桁が林立状態です。

ここ天津も、来年夏の北京オリンピック会場の数カ所が建設中であり、サッカー等のチケットも既に売り出されています。予選の日本戦のすべての試合は、ここの会場でおこなわれる予定です。

北京から天津は、高速道路で約１時間の距離にあり、政治の都北京の衛星圏と目されてきた面もあり、都市開発での遅れも目立ちます。北京と比べ物価や人件費は安く、不動産の価格も北京がここ数年で３倍にも達したのに比べ、まだ２倍に届くかどうか、という所です。

私は、中国での活動拠点をここ天津において、中国経済の動きや生活の移り変わり、それから株式事情等にも関心を持ち、ウオッチしております。

折に触れ、感じたり考えたことを、ダイアリーにできれば、と思う次第です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2007/06/21

 

［コメント］①

天津出張お疲れ様です。

コメントの時期がずれているのでいまは違う場所にいるかもしれませんが・・・。

天津がどういうところかもほとんどわかりませんが、北京から１時間というと、日本でいうと横浜みたいな感じなんですかね？（素人質問ですみません）

 

［コメント］②

中国天津の出張お疲れ様です。

中国株はよく知りませんが、個人的には注目している新興国市場の一つです。

ＧＤＰ成長率を見ると１位ですからね！

これからも日記や情報楽しみにしています。

 

注）この記事は、過去のものからの再録の形で転載させていただいております。時事的に古い話題が取り上げられていますが、内容的には時間の風雪にも耐えられるものと思い、取り上げさせていただいております。

また、記事にコメントやコメントに対する私からの返答が付属されているものもあります。

2012/11/07