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酒の道、食の道(金城拓)
第11回 イベントレポート 蔵元を囲む会(神亀酒造)in 五穀屋(茅場町)
先日ご紹介した古川修先生の
「世界一旨い日本酒」の中で紹介されていた
五穀屋という居酒屋で、これまた
「世界一旨い日本酒」の中で紹介されていた
「神亀酒造」さんをお招きして神亀の酒を楽しむ会が
催されました。
(以前ご紹介した、「知識ゼロから始める日本酒入門」
でも紹介されています。)
神亀酒造さんは醸造されるお酒のすべてが純米酒で、
料理と合い、料理の味を引き出すお酒として、有名です。
看板銘柄の「ひこ孫」は3年常温熟成させてから出荷されます。
常温熟成して美味しいお酒を作る事に関してはトップレベルで、
多くの蔵が神亀さんをお手本にして蔵の再生を図っています。
五穀屋さんに行くのは今回が初めてでしたが、
かなり広い店内はとても落ち着いた雰囲気です。
イベントの定員は70名ということでしたが、
真ん中に当日客のためと思しきスペースもあり、
つめるだけつめたら100名くらいは入りそうです。
入り口で名簿に名前を書くと、封筒が渡され、
中にはこの日のしおりと、切手の貼ってあるアンケートはがきと、
お猪口を持ち帰るためにビニール袋が入っています。
しおりは上品な和紙で作成されており、
店長の挨拶、料理長の挨拶、
お品書きと出品予定酒、
そして最後に神亀酒造の紹介が書いてあります。
おかげさまで、酔っ払って記憶があやふやになっても
飲んだ銘柄がわかるというものです。
開催に先立ち、主催者側のご挨拶や、
神亀酒造の小川原専務のご挨拶があったのですが、
真ん中の柱に隠れてよく見えなかったのが残念でした。
ですが、垣間見えた横顔は、当たり前ですが、
「知識ゼロから始める日本酒入門」に載っていた写真と一緒で、
ああ、ついにご本人にお会いできたのだなぁ、と
しみじみとした嬉しさがこみ上げてきます。
私の案内されたテーブルは全員が初対面同士でしたが、
そこは酒好き同士、あっという間に酒談義に花が咲きます。
(次回に続きます)
2005/10/08