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酒の道、食の道(金城拓)
第2回 お店紹介 下北沢 「てんまみち」
私が始めて日本酒の美味しさを知ったお店です。
ここの社長は毎年新酒のできる季節になると、
日本全国の蔵をめぐり、
実際に飲んで今年の出来を確認してから、
気に入ったものだけを仕入れる、というスタイルをとっています。
日本酒はきわめて複雑で繊細で奥の深い作り方をするため、
同じように作っても、同じ味にはならないそうです。
また、同じ年のお酒であっても、
タンクが違うだけでも、味は違うそうです。
お酒との出会いも一期一会なんですね。
料理は関西風の出汁のおでんを代表に、
季節ごとに美味しい料理が並びます。
お酒の美味しいお店はそれに見合うレベルの料理が出る、
ということを証明してくれます。
また、20人ほど入れる座敷もあり、
各種コース料理や、吟醸酒の飲み放題!
もあり、宴会などにも使い勝手がよいです。
さらにこのお店ではほぼ毎月イベントが行われています。
代表的なのは「日本酒の会」
ある特定の蔵の杜氏さんをお招きし、
その蔵のお酒をいろいろ飲み比べる会です。
春ごろ行われるのが新酒お披露目会。
その年の新酒がカウンターに一升瓶で60本ほど
並ぶ様は壮観です。
自分の好みのお酒を見つけてそれだけを飲むもよし、
全部のお酒を飲み比べてみるもよし、
日本酒好きにはたまらないイベントです。
また、2月にはバスツアーがあります。
社長の蔵めぐりに一部同行させてもらい、
蔵見学をして、出来立てのお酒を飲ませてもらいます。
土日を使っての一泊二日の強行軍ですが、
帰りはバスの中で大宴会が繰り広げられ、
とても楽しいひと時が過ごせます。
そして8月にはオープン記念イベントが行われます。
今年で16周年になるそうです。
このイベントの模様は次回レポートしたいと思います。
2005/08/21