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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第77回 働くことの意義・納税
小学生のころ読んだ本の影響を受けたのだと思いますが、
「大人になって、健康ならば、
一生懸命働いて、人様のお役に立つのが本来だ。」
「安売りして利益が出ないのは本道ではない。
利益が十分出るよう努めて、
税金を納めることができればGOOD.
その税金で道路が整ったり、住みやすい環境ができ、
皆のためになる。」
というのが自分の中での
働くことの意義だと思っています。
(いま、手元にないので確かめることができないのですが
松下幸之助さんの『商売心得帳』だったと思います。)
実際に働き始めるずっと前からそのような
心構えでしたので、働き始めて
「やっと自分も税金を納める側に回ることができた」
という思いでした。
昇給に伴って、納税額が増えると
「自分もたいしたものだな。
これだけ納めても、生活に困ることがない。
ありがたいことだ。」と感謝。
世の中には、健康上の理由や家庭の事情で
働きたくても働けない人もいます。
収入と支出のバランスがとれずに、
苦しんでいる家庭もあると聞きます。
そんな中で、自分は何万円も税金を払っても
明日食べるものや今日着るものの心配を
しないですむ生活ができているんですから、
ありがたいことです。
ときに、税金の使途について
不透明さや不公平さが話題になることがあります。
それはそれで、別の問題で、
税金を納めることを不満に思うか幸せに思うかとは
次元の違う話です。
それは、ちょっと横においておいて。
ぬかるまず、歩きやすい舗装道路。
交通安全を守る信号機。
公園の緑。
そういうもの一つ一つが、
どこかで一生懸命働いている
誰かの納めた税金でまかなわれている。
とっても貴重なことではないですか。
感謝の気持ちで会社に向かい、
今日も一生懸命働こうと思います。
2005/11/08