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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第70回 持っているものを出しきる
情報が欲しいとき
一番良い方法は
自分が持っている情報を放出することだと
聞いたことがあります。
情報を持っていて
情報を開いてくれる人のところに
情報が入ってくると。
いくら情報を持っていても
それを自分ひとりで抱え込んで
出さない人のところには
情報は入ってこないと。
考えてみれば当然の事で
自分が何か知りたいときに
「あ、あの人だったら詳しいから
この先の情報を知っているかも」と
情報を持っている人のところにいきます、
自分自身も多少の情報を携えて。
ことは、情報だけでなく、
ほかの事象にもあてはまるのでは。
出せるだけ出す、持ってるだけ出す、
そうすると、出したものが倍になってかえってくる。
愛情も、思いやりも、
労働とその見返りも。
自分は出し渋って、
持っているものを自分の中に仕舞っちゃって、
それでいて何かを得ようなんて、
うまく行かないのです。
出し切らないと入ってこないのです。
コワイかもしれないけど、
空っぽになっちゃうのがコワイかもしれないけど、
大丈夫なのです。
出し切ったらちゃんと返ってくるんです。
出し惜しみせず、
自分の持っているものを存分に出し切っちゃうと
その代わりに入ってくるもの、得るものの
豊かさにびっくりするかもしれません。
かならず、出した分以上
得るものがあるはずですから、
さぁいまから、
自分の力を全部出し切ってみましょうよ。
2005/11/01