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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第64回 デフォルトの表情

自分の姿が他者の目にどう映っているかって
自分では案外わかりにくいですよね。

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日本人女性は鏡の前で自分に向かって
にっこり微笑んで、満足すると向きを変えて
表情が乏しくなる。
外国の女性は鏡の中で真剣に自分の顔の
短所も長所も冷静に見て、納得すると向きを変えて
にっこり笑顔になる。
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という内容の文章を読んだことがあります。
そういわれるとそうかもしれないなぁ、
と思うと同時に、
いくら鏡の前で笑顔を練習しても
無意識のとき、人に見られている時間の大部分で
どういう表情をしているかが
何より大事なのだなぁ、と気がつきました。

人から話しかけられたとき、
人に見られる場にたったとき、
意識して表情や動作に多少の気を使います。

でも実は、
誰とも話していないとき
書類やPCに向かっているとき
作業で手を動かしているとき
そんなときの表情が
一番多く周囲の人の目に
触れているのではないでしょうか。

そんなときに、
不機嫌そうな顔をしていたり、
不満そうに口がへの字に曲がっていたり、
無意識に舌打ちをしていたりすると、
「なんだかいつも不機嫌な人」
「気難しそうで、話しかけづらい」
というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

いらない誤解で
職場の人間関係がギクシャクしたり
必要な情報から遠くなったりしては
仕事の進行にも差し支えが出ます。

「いつでも話しかけてもらってOK。」
「よろこんで話を聞くよ。」
「今取り組んでいる仕事もやっていてHAPPYだよ。」
ということを
(わざわざ宣言する必要はありませんが)
自然に周囲の人に伝わるように

軽い微笑が顔に浮かんで
鼻歌でも歌いだしそうな気配で、
仕事に取り組んでいる状態が
デフォルト(標準設定)になれば
いいな、とおもいます。

2005/10/26