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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第32回 長所を見つける

ご自分の得意なこと、見つかってますか。
自分の長所を認めることに慣れていない人が
びっくりするくらい多いのです。

人にほめられたり
長所を挙げられたりした経験が
少ないらしいのです。

いいところを持っていても
本人が気がついてないなんて、
気がつく機会がないなんて、
もったいないことですよね。

ところで、人をほめたり
長所を挙げたりすることを
日常的にしていますか。

ご家族のことでも
同僚のことでも
上司のことでも
部下のことでも
お隣さんのことでも
身近に普段接している人に
口に出して「あなたは○○がいいね!」
と言っていますか。

けっこう、難しいでしょう。

ひとつは、
身近な人の長所を明文化するのが難しい。
「うちのヤツはいつも文句ばかりいっていて
いいところひとつもない」なんて
言っちゃだめですよ。
他人のいいところを見つけられない
あなたの目が曇ってるんですよ。
ちゃんと目のレンズ磨いて
よく周りの人見てくださいよ。

「時間に正確」「電話の出方がキレイ」
「物知り」「機械に強い」「好奇心旺盛」
「落ち着きがある」「あわてない」「迅速」
一人につき最低3つくらいはいいところ
見つかるのではないですか?
見つけられるでしょう?

続いて、
それを改めて口に出すのが難しい。
「キミは時間に正確だから、安心できるね」
なんていっても相手から
「な〜に、急にどうしちゃったんですか?」
「何かたくらんでるの?」なんて茶化されたら
決まり悪いし、、、。
でも、言ってみてください。
サラッと言えるようになるための、
練習だと思ってどんどん言っちゃってください。

相手だって、言われなれていないから
くすぐったいんです、こそばゆいんです。
でも、(もしかして相手本人が気がついてない)
長所を言われて不愉快になる人は
めったにいないですから、大丈夫です。

人をほめたり、
長所を口に出して伝えることが
できるようになってみると
今度は自分のいいとこを
素直に認められるようになりますよ。

2005/09/24