苦手なことを苦労して努力して
人並みに出来るようになるのも
それはそれで立派なことですが、
それほど苦しい思いをしても
「人並みに出来るんですね」と
ほめてもらったりしません。
勤労意欲向上には、
いまひとつ役に立ちませんね。

それよりも苦手なことはちょっと目をつぶって
得意なこと、上手くできること、
やってると楽しいと感じること、
をどんどん伸ばしていくと
「すごいですね〜、上手いですね〜」と
ほめてもらえる上、自分も苦にならずに
ますます向上できます。

あなたにとっては
普通だよ、鼻歌歌っててもできるよ、
ということでも、
他の人がそれを同じようにやるのが
けっこう困難なことが多いのです。

人並み以上にできる部分がひとつでもあれば、
プライドを持って物事を進められるし、
なにか心の揺れるようなことが起こっても
心のよりどころ、自信となって、
自分を見失わずに物事を判断することが
できるのです。

人並みはずれてある部分の能力が高ければ
それでオマンマ食っていけます。
その時点で苦手なことや不得意なことがあれば
アシスタント一人つければすむことです。

苦労して努力して
まんべんなく人並みの力があります、
というフツーの人になるよりも、
この部分だけは他の人には真似できない
というあなただけの強みを
引き伸ばすことに情熱を注いだほうが
強いとおもうのですよ。

それは、きっとあなたが得意なことで、
上手くできると思ってることで、
やってると楽しいと感じていることの中に
見つかるはずです。

『好きなことを自分の仕事にすれば
　一生働かなくてすむ』   by孔子

2005/09/23