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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第190回 働く場を提供するというのも
もうひとつ、その頃の私の
人を使うことに関する考え方の転換を
後押しした出来事があります。
友人達の転職(就職)です。
ほぼ同年代の友人知人、
男性も女性も、日本国内も国外も、
重なるときは重なるもので、
同時期に9人だか10人だか
「就職が決まったよ!」「転職したよ!」
という連絡が入りました。
一人ひとり、その転職(就職)には
ドラマがあって。
熱望していた土地で職が見つかった、とか。
新しい職種に未来を託すんだ、とか。
尊敬できる人の下で働く、とか。
不安な気持ちはもちろんありながらも
友人たちは新しい環境に期待がいっぱい、
喜びの表情でした。
あぁ、こんなにも、みんな(もちろん自分も)
「いい環境で働きたい」
「仕事を通して自分自身を向上させたい」
「仕事を通して充実した毎日を送りたい」
「人生を豊かにする職業環境が欲しい」
と強く望んでいるんだ、と痛感しました。
そして、ごく自然に
「いつか私が、もしその器に相応しければ、
他の人に豊かな職業経験をする場を
提供する側になれたらすばらしいのではないか。
仕事を通して自分を成長させたい、
社会に貢献して喜ばれたい、
と思っている人たちに、
活躍できる場を提供して、
その人の人生にプラスになるような経験、
成長につながる経験、をしてもらえたら
それを見守る私もうれしい。
人に、働く場を提供するというのも
立派な社会貢献のひとつだなぁ」
と思えるようになりました。
それまでは、何が何でも
「人を雇うのは無理!
自分ひとりでできる仕事しかしない。
人にお給料を払うなんてとても無理(>_<)」
と思っていたのが、
友人達の転職旋風で、やっぱり
風向きが変わってきたようでした。
タイミングというのは不思議な働きをするものですね。
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2006/03/01