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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第18回 出世の秘訣 Y氏の場合
大学の同級生の中で、 自他共に認める出世頭がいる。
外資系企業にスカウトされて転職後、
期待に応えて活躍しているY氏。
飲みながら、「他の人がそこまで出世してないのに、
自分は出世した、その違いは何?」と聞いてみた。
「そうだねぇ。
とりあえず朝は早く出勤するということかな。
その日の仕事は(午前)10時には終えるって感覚だね。
他の人が出社してくる頃には、
仕事終わってるって感じになってるわけ。
誰もいないときのほうが仕事はかどるし、
みんなが出てきちゃうと
バタバタして仕事にならないからね。」
さっすがぁ。
人が出社してきてあれこれ言ってくることは
仕事のうちに入らないというか、
そりゃ、
こういうこと言っている人は(そして実行している人は)
ちゃん と評価してもらえる環境でさえあれば、
評価されるに決まっている。
むしろ、自分に下される評価に対して、
人の目は気にしない、自分が決める、
という気概も あるような。
「それから、おれ、テニスが好きだからさ。
取引先のむかつくヤツとかいても
『おれコイツよりテニス上手いんだぜ』
とか思って腹立たないから。
休みの日は仕事してないで、テニス三昧だよ。」
切り替えが早いのもポイントかもしれない。
2005/09/10