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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第165回 故事7 巧言令色
『巧言令色』(こうげんれいしょく)
口先がうまく、顔色をやわらげて人を喜ばせ、
こびへつらうこと。
(孔子「論語」)
孔子さんは「巧言令色鮮なし仁」
巧言令色は思いやりに欠ける、
と言っています。
でも、私は、巧言令色くらい言えば?
と思います。
ぶっきらぼうで、無愛想で、
相手の顔色も見ないで、
自分の意思だけ伝えるなんて、
思いやりあることではないでしょう?
相手の顔色見て、
こう言ったら相手が喜びそうだな、
と思うことを工夫して(=うまく)
伝えるくらいの配慮は、
したほうがいいのじゃないかと思います。
そうして、目の前の相手が、機嫌よくいたら
プリプリご機嫌斜めより、
ずっと人間関係よくなると思いませんか。
そういう心配りもしないで
失言ばかりしている人よりは
ずーっといいと思うのです。
そんな、、、ほめ言葉を口に出すのは
恥ずかしいし、お世辞みたいで、、、。
言わなくても、そう思ってるのは
伝わってるはずだから、、、?
うーん。。。
以心伝心、言わなくても伝わるのは
幼児とママくらいのものではないでしょうか。
本当に言わなくても
気持ちが伝わっているかどうか、
一度言ってみて確かめてみたら
いかがでしょうか?
案外人って、
言われないとわからないものですよ。
コンプリメントについては、
孔子さんよりも
デール・カーネーギーさんに一票です。
※勧めてくれる人があって
故事をひもといています。
心に浮かんだことを書き留めていますが
浅学のため解釈がおかしいところが
あるかもしれません。
お気づきの点はご助言いただければ幸いですm(__)m
2006/02/04