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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第163回 故事5 無友不如己者2
しかし
二千数百年も伝えられてきたというのは
やっぱり何か、
人の心に響く意味を含む言葉だからでしょう。
強いて、この言葉が納得できる
シチュエーションを想像すると。
信頼するA君が悩んでいる。
悩みは、A君の仲間が足を引っ張ったり
陰で卑劣なことをしてくるから
困っている、というような内容。
そんなときに
「A君、もういいよ。そんな卑劣なヤツらと
無理して付き合うことないよ。
世の中にはもっと気持ちよく
付き合える人がたくさんいるんだから
レベルの低い人たちとは
関わらないようにしようよ。」
って励ました言葉?
そうだとすると
『忠信を主とし』という部分も
『過ちがあれば、ぐずぐずせずに改めよ』
という部分もうまくつながりそうです。
心ない人の中で、人間関係に苦労し、
傷ついている人にとっては
やさしい励ましの言葉になるのでしょう。
この言葉を支えに、
「気にすることないさ、
あんなヤツらの言うことなんて。
俺は俺。
同じレベルに落ちるわけにいかないんだ」
と自分を鼓舞したりすることもできそうです。
(その発想が健全かどうかはともかくとして、、、)
言葉は確かに文脈や状況で
意図することが大きく変わってしまうもの。
いつでもどこでも100パーセント
「是」な言葉って少ない。
どなたか、孔子さんの気持ちがわかる方、
教えてくださいませんか。
※勧めてくれる人があって
故事をひもといています。
心に浮かんだことを書き留めていますが
浅学のため解釈がおかしいところが
あるかもしれません。
お気づきの点はご助言いただければ幸いですm(__)m
2006/02/02