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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第161回 故事3 濫觴

『濫觴』(らんしょう)
長江のような大河も源流はさかずき(觴)を
一つうかべる(濫)のがやっとである意で、
物事の始まり、起こり。
(王粛「孔子家語」より)

戸田先生の海外セミナーのスタートである
香港セミナー(2005年1月)を思い出します。

話が出たとき
言い出しっぺの神奈川の方と
それを聞いて興味を持った長野の方と
香港在住の私と
他に参加者がいるかどうか
わからないという状況の中で
「最低でも4人(戸田先生を含めて)いるので
楽しく集まれそうじゃないですか。
他に希望の方がいたら加わっていただくとして
この4人だけでも、やろうじゃないですか。」
と戸田先生が言って下さったのが
私には衝撃的でした。

(わざわざ海外までいって
セミナーに参加する方が
どれほどいらっしゃるか
ふたを開けてみないとわからない中で
ふたを開けるかどうかの判断は
非常に難しかったのではないでしょうか。)

結局香港セミナーでは30名近い参加者となり
続く北京・上海のセミナーでも
それ以上の盛会となりました。

あのとき、
「3人しか参加者がいないのなら
見合わせましょうか」という判断であったら
まったくちがう現在になっていたでしょう。

おかげさまで今、日本はもちろん
中国を含む世界で活躍中の
多くの戸田ゼミ生たちとの交流を
楽しむことができているわけです。

さかずきが浮かぶか浮かばないかの
小さな流れから
大きな河に育つというのは
こういうことかと思われました。

※勧めてくれる人があって
故事をひもといています。
心に浮かんだことを書き留めていますが
浅学のため解釈がおかしいところが
あるかもしれません。
お気づきの点はご助言いただければ幸いですm(__)m

161
新年を寿ぐビクトリア湾の花火

2006/01/31