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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第159回 故事1 嚢中の錐
『嚢中の錐』(のうちゅうのきり)
袋にキリを入れても先が袋から出る意から
才能がある人は自然に頭角を現すこと。
(司馬遷「史記」より)
どんなに覆い隠していても
優れた才能は表に出てしまう。
周りが認めてくれない、
周囲がわかってくれない、
オレは本当はすごいのに
みんな見る目がないんだ。
そんなふうに思ってるのって、
勘違いなんですね。
そしてわざわざ目立つ行動したり
見せびらかしたりしなくても
突出してしまうのが才能であり。
逆に。。。
自分は袋の中に収まっているつもりでいても
気がつかずにまわりのものを傷つけている、
という可能性もあるわけで。
才能って言うのはキリの先ほどの
役にも立つ代わり、使い方を誤れば
危険なものでもあるんだ。
うーん、、、、。
そもそも、なぜキリを袋に入れるかな?
飛び出て危ないって誰でもわかりそうなのに。
もっと持ち運び方を工夫したら
袋も破けず、周りも傷つけず、
安全にキリを持ち運べるのに?
優秀な人材を使いこなせないどこかの企業みたい。
キリのほうだって、
袋から飛び出ても幸せではあるまいに。
※勧めてくれる人があって
故事をひもといています。
心に浮かんだことを書き留めていますが
浅学のため解釈がおかしいところが
あるかもしれません。
お気づきの点はご助言いただければ幸いですm(__)m
春節のイルミネーション 雨もよいの除夕に撮影
2006/01/29