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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第158回 明日は
明日は春節、
チャイニーズニューイヤーです。
香港のお正月のみどころは
フラワーマーケット、花火、パレード、競馬など。
年が明けての挨拶は
『新年快楽(さんにんふぁいろっ)』または
『恭喜発財(こんへいふぁっちょい)!』です。
おめでとう!儲かりますように!
……フフフ、おもしろいですね。
でも、みんなが儲かって、景気がいい世の中なら
確かにおめでたくっていいじゃないですか。
お年玉は『紅包(ほんぱお)』。
基本的には既婚者(目上)から目下の人に
渡すものだそうです。
文字通り、赤いポチ袋です。
例えば、
マンションの入り口のガードマンさんや
よく行くレストランのマネージャーさんに渡したり、
これは日ごろのお付き合いの深さや
今後期待するサービスにもよりますが
HK$20くらいが一応の目安のようです。
硬貨は避けて、紙幣を包むものだそうで、
以前は最小額面紙幣がHK$20だったそうですが、
不景気だった年に、紅包のニーズにより
HK$10紙幣が発行された、というウワサです。
そのウワサを裏付けるかのように、
たしかにHK$10紙幣はちょっと
お正月らしく華やかでキレイです。
紅包の渡し方のコツ、を香港在住歴の長い人から
教わったのでちょっとご披露。
はじめから、HK$20とかHK$30とかの袋を
作っておくのではなくて、
HK$10とかの少な目の紅包を多めに作っておき、
春節のときはいつも持ち歩く。
渡す相手によって、そこそこの人なら一袋、
いつもよく面倒をかけているガードマンさんや
今後いいサービスを期待したいマネージャーさんには
二袋でも三袋でも五袋でも、気持ちの済む数渡す。
HK$50はいっている紅包一袋より
小額でも袋の数が多いほうが喜ぶんだから、
だそうです。
受け取る側に確かめたことはありませんが、
そういうものなのかな、と妙に納得。
どうぞ、機会があればお試しください。
ちなみに社長から社員にも紅包をいただけます。
これは、ちょっといいディナーを食べにいけるくらい
いただけるかな、、、、、、。
春節の飾り コーズウェイベイ Excelsiorにて
※カッコ内の表記は香港で使われている広東語をひらがなで表したものです。
ただしい広東語の発音をあらわせているわけではありませんので、ご了承ください。
2006/01/28