戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第144回 年相応の
若いというのは、武器です。
仕事ができなくても
物を知らなくても
周りの人はあたたかい目で見てくれます。
でも、時は確実に若さを奪っていって
わたしたちは丸腰で戦わなくてはいけません。
(戦うなんてぶっそうな表現ですね^^;)
30歳なら30歳なりの、経験と技術が
身についてなきゃおかしいし、
40歳なら40歳なりの。
50歳なら50歳なりの。
若い時から一生懸命仕事してきた人は
自分自身は結構な仕事をこなす能力は
あるはずだと思います。
でも、それと部下を使っていく能力とは
別物だから不幸が起こります。
会社の中で年月を重ねて
本人望むと望まざるとにかかわらず
管理職になってしまって
(いやなら辞めればいいんですから
なったということは本人が承諾したと
いうことに他ならないのですから
望まざる、、、というのはおかしいはずですね)
管理職としてはぺーぺーの新人級の
ベテランさんも見受けられます。
「あの人、、、20代だとしたら、
すごい有能な社員だろうね。
不幸なことにそのまま40越えちゃって、
部下を持っているのに
『やり手若手社員』マインドの
ままなんだもんな」
という笑えない場面もあります。
部下のほうも「上司はこうあるべき」
「本来なら上司がこういうことするはずでしょう」
と不満に思っちゃいがちですけれど
「あー、この人は管理職訓練中の
研修生なんだ」くらいに思って
上司の上司職のスキルアップを
見守ってあげるくらいの心がけが
必要なのかもしれません。
2006/01/14