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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第138回 年賀状を送りませんm(__)m

大変失礼なことですけれど、ここ数年、
自発的に年賀状を送るということを
していません。

お正月に「おめでとう!」と祝うのも
苦手です。

何年か前のことです。
その年の一月に祖母を亡くした私は
本来ならば「喪中欠礼」のはがきを
早めに発送するべきでした。

でも、
1.『儀礼的に思えるオトナ的年賀状の慣習』
に疑問を感じていたこと。

2.祖母を亡くしてから一年近く経ち、
いつも胸の中で支えてくれていて、
心の中で生き続けていることがわかっていたので
「喪中」という言葉が実状と合わないと感じたこと。

3.いくら自分が悲しいからといって
『うちは身内を亡くして悲しくて
明けましておめでとうなんて
挨拶をする気持ちになれないのよ』と
言って回っているように感じる「喪中欠礼」の
仕組みに違和感を覚えていたこと。

人様のお祝いムードに水をさすようなことは
したくありません。

もちろん、一部の宗教で
死を穢れととらえ、
人様にその影響を与えないよう
慎んで喪に服し、挨拶も遠慮する
という考え方があることも理解できます。

そんな思いの中で、
自分自身折り合いをつける方法を考えて
1.「喪中欠礼」はがきは出さない。
2.「楽しいクリスマスと素敵な新年を!」の
メッセージをこめたクリスマスカードを
ごく親しい少数の友人に送る。
3.年賀状をいただいた方には松が明けてから
「年賀状ありがとう、今年もよろしくね」の
返事を送る。
という具合になりました。

以来、「少数のクリスマスカード」
+「いただいた年賀状のお返し」という
少々偏屈な形が定着しています。

本当は、お世話になった方がたには
真心をこめて自分から新年のご挨拶を
お送りするのが、まともな社会人のすること、
とわかっちゃいるんですが、、、、、、
失礼の段、お許しくださいませm(__)m

松が明けて早々、微妙な話題でごめんなさい。
今日が、祖母の命日です。

2006/01/08