戸田ゼミ通信アーカイブ トップページ >> 小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第113回 世間の目

世間の目って、
思いのほか的確だと思います。

そして、『見る目のある人』は必ずいて
けっこうしっかり見てるんですよ。

まじめにごまかさず物事に向き合っている人とか
裏表なく努力している人とか
誠実に対処している人とか
ちゃんと、
わかる人はわかってるんですよ。

世の中には見る目のない人とか
嘘をつく人とか
うわさに流される人とか
考えもなく人の批評をする人とか
悪意を持ってうらでコソコソ立ち回る人とか
いろいろいます。
こういう人のほうが声高に何やかや
いってくるので
ついそちらの存在のほうが気になってしまいます。

でもたぶん、そういうの、
相手にしないでいいんですよ。
相手にするだけ、
自分自身の無駄遣いです。

雑音をいってくる人は
その程度の人でしかないんですよ。

普通にまじめに誠実に
物事に取り組んでいれば
かならず結果はついてくるから心配要りません。

逆に、
「これくらい、誰も気がつかないだろう」
「いいんじゃない、適当で」
「みんなこれくらいの手抜きはしてるだろう」
とズルした事も結果に出ますからね。

世間の目って、けっこう馬鹿にならないです。
世間の評価って、けっこう正しいです。

もし、
一生懸命なのに報われないって場合は
もしかしたら的外れな努力、
独りよがりのがんばりに
なっているのかもしれません。

世間の期待に応えてない、
世間の価値観に認められていない、
ということだと思います。

世間の人みんながおかしくて
自分だけが正しいってことは
ないってことです。

2005/12/14