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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)

第109回 冷たい態度

一緒に働いている人が
風邪をひいたり、具合が悪そうにしているとき、
どちらかというと自分は冷たい態度だとおもいます。

「身体がどれだけつらいかは、
本人にしかわかりませんから、
つらくて無理な時は、
遠慮なく言ってくださいね」
とだけ、声を掛けておきます。

自戒をこめて言いますが、
体調管理も含めて、
仕事ができる状態で出社するのが務めなので、
出てきてる以上、
仕事しに来ているのだと考えます。

「どうしたの、だいじょうぶなの、
具合悪そうよ、ココで休んでいたら、
熱はあるの、薬は飲んだの、
あったかいものでも飲む?」などと
世話をやかれに来たはずでもないと思うので、
関係ないと思います。

子供ではないのだから、
仕事できないくらい具合が悪ければ
自分でそういえばいいし、
具合が悪いのにそういえない人を
相手にしているほど暇ではありません。

いざ、仕事ができないという段になったら、
他の人が代行したり、延ばせる仕事は延ばしたり、
そういう手配は算段しておきますが、
それは本人ができるというならやればいいことで
他人が先回りして
おせっかいする筋のことではありません。

身体がつらくて、
同僚にも優しい言葉を掛けもらえなくて、
つらい、というなら、
とっとと治ってくればいいことです。

こっちも共倒れしないように、
ビタミン剤大量摂取でひそかにウィルスと
戦っているんです。

優しい人、と思われなくてもいいんです。
健康に出社するのが本来なのですから、
本来じゃないことしたら居心地が悪い、
という雰囲気があって、
意地でも健康管理気をつけよう、
と本人が思えなければ、
またしょっちゅう体調を崩してしまいますからね。

2005/12/10