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小さなビジネスパーソンの小さな話(門間啓)
第6回 一生働ける仕事 定年のない仕事
2004年1月に戸田先生の
人生設計セミナーにはじめて参加しました。
その中で、「定年のない仕事を考えましょう」
定年後のお金の運用ややりくりに頭を悩ますくらいなら、
むしろ定年に関係なくずーっと収入が続く道を考えるのも手ですよ、
というヒントをいただき、強く印象に残っています。
身近にはそういう人はあまりいないけれど、
世にぬれ落ち葉と呼ばれる、定年退職後、
主体的に何をやっていいかわからない、趣味の薄い、
交際範囲の限られた方がいると聞きます。
かと思えば、何不自由なく楽隠居、
周りからうらやましがられつつも張り合いを失って、
「あとは死ぬことくらいしかやることがない」が口癖の老夫婦。
その一方で「貧乏暇なし」と言いながらもマメに働いて息災な人。
同じ年配でもいろんな人がいますね。
年を重ねて、体力に自信がなくなってくるころに、
いったい何を心のよりどころとして、充実して生きていけるのかなぁ。
若造なりに考えてみますと……
「人に必要とされている」ことがキーポイントではないかしら。
「あなたがいないと困るわ」「あなたが○○してくれると助かるわ」と
言ってもらえたら「しょうがないなー、いっちょ、一肌脱いだるわ」と
やる気になって、元気でいられそう。
もちろん、家庭の中でそういう役割をになうのもOKですが、
報酬を伴う、仕事という形で
「誰かに必要とされる」「行ったことに対価を払う人がいる」というのは
大変励みになるのではないでしょうか。
年を重ねても、他の方に必要とされる、
そんな存在になるには、若いうちにどんなことをしたらいいのかな、
考える価値のある事柄だと思いませんか?
2005/08/29