高校から大学にかけて、実はひどいニキビに悩まされていた私。
気になるお年頃、ですから、良いといわれるスキンケアを
試してはがっかりする、の繰り返し。
皮膚科にいってもちっとも治らない。
何年間も、いやな思いをしました。

雑誌で紹介されていたある化粧品を使い始めたときも
「どうせこれも効かないんだろうな」と不信感からのスタートでした。
が、担当のHさんの説明が理路整然としていて納得できたこと、
誠実に親身に対応してくれたこと、などから、少しずつ、
安心して使っていけるようになりました。
劇的に治るわけではないけれど
だんだんだんだん顔中のニキビも落ち着いてきて、
数ヵ月後には気にならないほどになりました。
その間もHさんは、経過を気にかけてくれたり、
使い方をチェックしてくれたりと、面倒を見てくれました。

「Hさん、ありがとう。私、一生ニキビかと思ってた。
治って、気にしなくていい日が来るなんて夢みたい。
Hさんがいなかったら私ずっとニキビっ子だったよ。」と
心から思いました。そうしたらHさんは
「ありがとうと言ってもらえて、幸せだわ。
私はものを売って買ってもらっているけれど、
買ったお客様から『ありがとう、Hさんのおかげ』と
感謝してもらえるなんて、本当に幸せ。」と目を潤ませていました。

こうやって、何か問題を抱えている人に
心を寄り添わせて解決に導いていくというのも、
一つの理想的な仕事だなぁ、と感じました。
「ありがとう、あなたのおかげで、うまくいったよ。」と
言ってもらえたら、最高ですね。

2005/08/28