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夫は日本、私は上海(伊勢利子)

第50回 無駄な経験なんて一つもない!(最終回)

このコラムをはじめてから、ちょうど1年。
次回のコラムは、留学のお話?と
楽しみにしてくださっていた方は
どうぞブログ「上海ドリームを目指して!」
を読んでください。

留学時代から、いまの上海での日常を2年前から綴っています。
上海に移住して、はや6年目!亀のようにのろのろ。。。

まるで3歩進んで、2歩さがる・・・というような感じです。
まあ、進んでいるからまだましかなぁ?

専門知識もない、投資する資産もない
ないないづくしの私にとって、上海で自立するのは
想像以上のものがあります。

でも、いま考えてみれば
「夫は日本、私は上海」と決めて一歩踏み出すときの、
体かぷるぷると震えてくるくらいの決心ほど、
たいへんなものはありませんでした。

あのときに比べれば、あとの苦労なんて・・・
たいしたことないなぁ~って思えます!
いままでの人生で私が経験したどの経験一つとっても
無駄なものは一つもないですね。

上海でまず中国人にせがまれて
日本語を教えたこと!それも日本での
ボランティア活動がとても役に立ちました。

また、無駄かなぁ~と思いながらも
東京まで2年間も研修を受けにいっていたことが
研修講師として上海でお金をもらう最初の手段でした。

夫とも、国際電話でけんかもしました。
「もう、日本へ帰ってくるなっ!」と電話口でいわれ、
「日本なんかに、絶対に帰らないからっ!」
な~んて、叫び、一人涙を流しながら、
そういうからには、いつでも一人で生きていく覚悟も、
一応しておかなくてはと思いました。

どれも、これも私を少しずつ強くしてくれた
なくてはならない経験でした。
これからももっと、もっと新しい経験を重ねていきます。

コラム主催者である戸田さま
とても貴重な機会をありがとうございました。
いちばん得をしたのは、きっと「私」ですね。

投稿の管理者である中川さま
不出来な私を影でささえてくださって
ありがとうございました。

読者のみなさま
「夫は日本、私は上海」はこれでおしまい。
でも、私の上海奮闘記は、やっとこれからが本番です。
「上海ドリームを目指して!」をこれからはみてくださいね!

2007/08/09