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夫は日本、私は上海(伊勢利子)
第46回 いよいよ私の番がきました!
あんなに私を夢中にさせた子育ても、
下の子どもが大学生になり、
そろそろ終わりに近づいてきました。
ある日、ふっと、気が付くと。。。
「さぁ~今日は、何をしようかしらん?」
なんて思う時間がけっこうあるようになりました。
えっ?これは、もったいないぞ!私って退屈してる?
私の人生は、あとどれだけ時間があるのかな?
あらっ、普通に平均寿命を生きたとしても、
あと40年以上もあるわ~。
これは思ったより長いです。子どものためではない
自分のための人生が、ここから始められるのでは?
いままで諦めていたことができるかもね。
もう、結婚し、子どもを生み育てるという
体力と忍耐と時間のかかる一大事業は
ひととおり終わっちゃいました。
さて、そう考えるとウキウキしてきます。
でも、でも・・・独り身ではない私・・・
そう簡単には問屋がおろさないだろうなぁ~。
だって、いくら「えいやっ!」の私でも
夫のいる身なのですから。。。だれからもいわれてない、
自分で勝手に決める単身赴任なんて。。。
でも、やっぱり「海外に住みたい」
という夢をあきらめきれません。いま、実行しなかったら
きっと死ぬときに、すごく後悔するに決まってる。
では、もし、海外に住むなら?な~んて考えはじめました。
期間はどうするの、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年?
住む場所は、もちろん英語圏よね。
では、イギリス、NZ、米国?
もう、それはそれは、悩みに悩み抜きました。
大げさではなく、数年間考えました。
ときどき、夫にそれとなく話題にしてみたりしながら・・・
ついに「えいやっ!」と決めました。
期間はとりあえず「1年」、場所は「上海」
でも、この決断は、決める前も、決めてからも
心臓がいつ止まるかなと苦しくなるくらい、
ず~と、ドキドキの連続・・・
どうして、上海なのとよく質問されるので、
次回はその話題にします。
2007/07/12