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夫は日本、私は上海(伊勢利子)
第37回 成績別クラス分け
羊の数が、人よりもずっと多い国
どこを見渡しても羊ばっかり、いや牧場ばっかりね?
とよくいわれるとてものどかな国がNZです。
高校に入るときにも、もちろん中学に入るときも
入学試験なんてありません!
そんな中、けっこう意外に思われるのですが
NZではクラス別けが成績別になっているのです。
娘は13歳、英語はまったくわからず留学!
こんなぐあいですから、何を聞かれても「ポカーン??」と
口を開けて聞いているしかなかったのです。
ということで、一年目は下から2番目のクラス。
2年目はなんと上から2番目に昇進。
娘いわく、「とっても嬉しかったわ~ぁ!」
数学は最初から学年でほぼ一位。すべて計算機使って計算するのです。
日本の中学では数学は大の苦手でしたが・・・
あらっ?私っていったいどうなったの?
と娘もびっくり仰天!
家庭科でも学年一位。一般的に日本人はやっぱり器用!
表彰されてごほうびに好きな本を一冊もらえたそうです。
本がもらえることよりも、なによりも全校生徒の前で表彰されることが
なによりも嬉しかったそうです。だって、言葉のハンデが
すごく大きく・・・すご~い落ちこぼれ!と
みんなからバカにされていたのですから。。。。
私も以前オーストラリア人に折り紙を教えてあげたとき、
彼女はまったく折り紙ができず、くちゃくちゃになっていました。
それに、包装紙できれいに包む?
ということも、みなさん苦手のようです!
ここ上海でもまったく包めません!
すばやく、きれいに包装する!というのは、まさに日本人の得意技!
世界で一番きれいに、速く包めるかもね!
ところさえ変われば、いままでは不得意と
思っていたことに、急に光があたって
自分の得意技にはや変わり・・・
それなら、得意、不得意で
そんなに悩むことなんかいらないんじゃない!
世界にはいろいろな人種がいて、いろいろな人がいる!
日本だけの中で悩むことないじゃん!
と娘は学んだに違いありません!!
2007/04/21