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夫は日本、私は上海(伊勢利子)

第35回 NZでの学校生活!

NZでは13歳(中学2年生)から
5年間の学校に入学します。

日本でいえば、中学2年生から高校3年生まで
同じ学校で勉強することになります。

ということで、娘は他の生徒といっしょに
新学期から入学したのです。全員初めて会う生徒たちです。

寮には、もちろん日本人は一人。
あとは学校に通うには、家が遠すぎるNZ人の生徒や
サモアやフイジー諸島などからの生徒がいました。

もちろん日本語を理解する人なんて一人もいません。
でも、学校だけでなく、起きてから、寝るまで
ずっ~と同い年の友だちといっしょなのです。

そして年齢も13歳。まるで乾いたスポンジが水を
おもいっきり吸収するように・・・
英語はあっというまに上手になっていきました。

その当時は、よくいわれていたように
日本の数学の学習速度が早いので、
まず、他の教科はさっぱりできなくても、
数学では学年で一番になりました。

これはただ、日本で習ったことが
NZのこの時期の生徒よりも先に進んでいた
ということだけなのですが・・・

あとは、少しピアノが弾けたので、先生が励ます意味で
すごく褒めてくださっていたそうです。

まあ、あの手、この手で先生たちは
ホームシックにならないように・・・
また、学校や寮生活が楽しくなるように
できるかぎり手を尽くしてくださったようです。

日本にいる親はまったく何もしてあげられないのです。
ただ、ただ、手紙が来るのを待っているだけ。。。

娘にとって学校よりも寮生活の方が、楽しくもあり
たいへんでもあったようです。

文化や習慣の違いなどいろいろあります。
なにせ、ものがよく盗られるのですから・・・
自分のものは自分のもの。
人のものは自分のものっと思っている人たち!

おかげさまで娘も大いに鍛えられました!
13歳の若さで自分の身は自分で守る!
自分のものは、自分で取り返す!
という精神を身につけました!

2007/04/01