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夫は日本、私は上海(伊勢利子)
第27回 いつまでたっても帰らないお客様
さて、NZからの留学生;Donと暮らすようになって、
1週間もたたないうちから、どーっと疲れが・・・
いつもなら、夕方になったら帰るのがお客さんでしょう?
この人は、帰らないわぁ~、夕食も食べて、泊って、
朝ごはんも食べて・・・
次の日もまた泊って、次も泊って・・・。
家族は彼がいること事態にだんだん疲れてきますよねぇ~。
他人が常にいることに、そしていつも気を使うことに・・・
ちっとも帰らないちょっと迷惑なお客様っという感じです。
いままでどおりの生活をしている家族ですら
疲れてくるのですから・・・
もちろん、日本中でこの家族しか頼る人のいない
「お客様」は、もっと、もっと疲れてきます。
はぁっ~、こいうことね!このお客様は帰らないんだぁ!
それなら疲れている場合じゃないわぁ!
彼といっしょにいることに慣れなくっちゃ!
気をなるべく使わないで~、もっと普通に~、もっと気楽に~
普通にっていったって、外国人で日本語もまったく話せない・・・
白ご飯なんか食べたことない人がいるのに・・・
気を使わずにいられますか!!!
さて、Donは?もっと、たいへんな気持だったでしょうね??
何をどうてしていいかわからず、まずは家族のしていることを
とにかく慎重に観察して、「おりこうさん」にしているのが
精一杯だったのでしょうね。
さて、さて・・・・留学生が我が家に来ても
限りなくいままでどおりの生活を続けられた人は?
いちん年齢の若い息子。その日から「Don! サッカーしようっ?」
と、日本語でせがんでいましたから・・・
日本語とか英語とか・・・そんなの関係ない!
お兄ちゃんが家に来た!いっしょに遊んでくれるかな?
その次は、夫かな?
彼はあんがい気を張らない、気楽な、おおらかな人なのです。
問題は、Donのお母さん役の私と妹役の娘・・・
さて、さて、次から次へと・・・湧き水のように
問題が湧き出てくるのです。
2007/02/10