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夫は日本、私は上海(伊勢利子)

第24回 エサでつると英語も上達!

「えいやっ!」と子どもたちを1ヶ月間
英語どっぷりの生活に放り込んだ大イベントは
なんとか成功裏に終わりました!

子どもたちに聞いてみると、キャンプのプログラムや
スタッフの対応、また、食事などはよかったようです。
ただ、キャンプ中にお誕生日を
迎える友だちが、とて~もうらやましかったようですが。

放り込まれた子どもたちが得たものとは
①ことばや習慣は違っても、同じ人間なんだ!
②どうして、私の話ていることばを相手は理解できないの?
ということを身をもって体験したことです。

そして、まわりの人たちがいっているとおりに言えば、
欲しくて、欲しくてしかたなかった「おやつがもらえた!」

まったく、英語が話せなかった娘の話では
キャンプが終わるころには、ちゃんと友達と話していたよ!

でもそれが何語がわからないけれど・・・でも、確かに友だちの
家族の状況や住んでいるところ、好きなものなど、娘は
知っているのです。きっと私英語で話していたのかな?って。

そうですよ!英語で交流するしかないでしょう?
周りの人は、誰も日本語を話せないのだから・・・

なんと、こんなぐあいでした。
いちばんはじめに覚えたことば「Can I have one?」
これは相手の食べているおやつがほしいときに
いつもいっていたそうです。

なんだかわけがわからないけれど、友だちがこう言うと
別の友だちがおやつをあげた。私もまねして言ってみよう??

「Can I have one?」そうすると、なんとその色の白い
ブロンドの髪の女の子は、飴を一つ私にくれたではありませんか?
すごい!すかさず、また、ためしにいってみる。なんと、またくれた!

と、こんな具合だったそうです。(笑)
人間も何をどんなに気どろうと・・・やっぱり動物なんですね。

テレビでいつか見た、ことばを理解するチンパンジーといっしょ!
エサでつると、とっても早く物事を覚えるのです。

これは基本の基本!
わが子で実験したので、すごーく納得!

「ご褒美」(ごほうび)って、いいですね!
子どもにはおやつ!では、大人には??

2007/01/21