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愛と情熱のファイナンシャル・プランニング(伊佐笑子)

第4回 ライフイベントはお金について考えるキッカケをつくります

私事で恐縮ですが、
本日で私と夫は、結婚8周年を迎えました。
明日から9年目を歩き始めます。
すでに“長年連れ添った老夫婦”のように、
お互い、空気のように暮らしておりますが。

思えば私の「お金」への意識は
結婚というライフイベントから
始まったような気がします。

大学を卒業し、いわゆるOLをはじめた私ですが、
旅行が大好きで仕方なかったので、
就職しても海外旅行には行きたいなぁ、と
考えていたのです。
さらに、卒業旅行ではバックパッカーで
ほぼ1人でウロウロした旅だったので
「ホラ!あれ見てよ!」とか、
「面白い人が歩いているよ!」とか、
そういう感動や笑いを共感できず、
なんとなく寂しい時も多かったのです。

というわけで、これからは誰かと一緒に
旅をしたいと思っていました。
そしてできることなら、それは「誰か」ではなく
「人生のパートナー」と、たくさん旅行をして、
思い出を作りたいと考えていたわけです。

旅行にはある程度の資金が必要だし、
あわよくば自分より給料の高い人と旅行した方が
何かにつけて安心!←?
そのためには、結婚は早いほうがいい!

という、都合の良い理論を展開させた私は
願い叶って入社2年目で結婚相手を見つけ
入社3年目の今日には
結婚式を挙げていました。
式場は東京、赤坂の全日空ホテル。
今時珍しい、総勢100人近くの披露宴。

さて、この結婚式のために
必要なお金はざっと400万円程度。
それに新婚旅行代とその他諸費用で
500万円といったところでしょうか。

私と夫がつきあい始めた頃の
お互いの所持金は
夫、70万円。私、60万円。
(ちなみに、この夫の70万円は
婚約指輪となって消えました)
それから約1年程度の間で
一体どうやってお金を捻出したと
思いますか?

それはまた次回お話しすることにしましょう。

2007/06/26