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華南で働く(大道寺健)

第28回 中国人は声がでかい

私が中国に住み始めて4年目に入りましたが、
この間の中国生活の中で、日本との違いに気付いたこと、
驚いたことを今回から書いて行きたいと思います。

今回は、まず「中国人は声がでかい」ですが、
これは、携帯を話すときの声が特に大きいと言う意味です。

彼らは携帯で話すとき、100M先の人でも聞こえるような
大きな声で話します。中国の携帯も性能が劣っているわけではないので、
普通に話せば、相手に声は届くのですが、大きな声で話す本人は、
そういう意識はないのか、携帯で話すときは大声で話しています。

携帯で話す声で一番気になる場所が、電車やバスの中の車内です。
車内と言う狭い空間でも、彼らは100M先にも届くような声で話します。
周りの人は、その大きな声に対して、少し顔をしかめるような人も
多少いますが、注意をするような人は全くいません。

このような状況ですから、車内で携帯電話が鳴ったとき
折り返し電話をするからとか、小声で話すとか言う人は、
全くと言って言いほどいません。心臓にペースメーカーが
入っているから、隣の人に携帯を止めて欲しいと言っても、
その意味をわかる人はいないように思います。

このように携帯で話すとき、大声で話す人が多い中国ですが、
そのパワーが年々の高成長を支えているのかもしれません。

2006/05/14