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華南で働く(大道寺健)

第26回 休暇前あれこれ

来週から、中国でも長期休暇(労働節・ラオトンジエ)が始まります。
5月1日から中国全土が休暇を取ることになります。
但し、サービス業は書き入れ時なので休むところはないと思いますが。

私が勤めている工場では、この労働節に年初の計画は、
4月30日から5月7日まで8日間の休みを予定していました。
しかし、納期の関係があり8日間も休むことはできないようです。

労働節には、日系の多くの工場が1週間程度の休みを
計画しているところが多いと思いますが、ある工場は3日間しか
休まないところもあるようです。また、香港系や台湾系の工場及び
内資の工場の多くが、3,4日間しか休まないようです。

多くの企業が、1週間程度休みを取りますが、国で規定された休日は、
5月1日から5月3日までの3日間、この間はほとんどの企業が
休みになります。仮に、この3日間に社員を出勤させた場合、
通常の給与の3倍の給与を支払わなければならないことが
規定されています。この規定もあり、3日間はほとんどの企業が
休みになると思うのですが。

このように5月1日からは、中国が一斉に休みに入るので、
行楽地は人で溢れかえります。この時は、田舎から多くの人が
都市に遊びに来るので、ひどい騒ぎになります。

以前上海にいたとき、浦東のテレビ等周辺に遊びに行き、
地下鉄に乗って帰ろうとしましたが、切符の買い方も
わからない人が、切符も買わずホームに入っていこうとしていたので、
収拾がつかなくなっていました。この時期は、
人が集まりそうな場所に近寄らないのが一番の対策です。

一方、中国で働く多くの日本人が、この休暇を使って日本に
帰国します。また、この休暇を使って外国に遊びに行く
日本人の方もいるようです。長期休暇前の時期は、
常に飛行機のチケットが取りにくい状態になります。

そして、私はどこにも行かず、家でゆっくりと過ごして日ごろの疲れを癒すつもりです。

2006/04/25