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華南で働く(大道寺健)
第1回 深センからご挨拶
私は、大道寺 健と申します。
1973年生まれの現在32歳です。
中国には、2002年の10月25日に
上海に降り立ちましたので、
丸3年暮らしたことになります。
私の経歴を簡単に紹介します。
中国に来て、まず上海で生活を始めました。
中国には、職を探すため来たのですが、
職を探すためには中国語を話せることが必須です。
そのため、上海に来た当初は中国語の勉強に専念しました。
私が中国に来たときは、中国語は全く話せず、
一から勉強を始めました。
一般的に中国に来て中国語を勉強される日本人は、
どこかの大学に留学されるのがほとんどだと思います。
しかし私には時間もお金も余裕がなかったので、
家庭教師を探して割安な値段で教えてもらい、
その勉強をもとにして、あとは
自習する形を取って勉強しました。
上海に来てから約3ヵ月経ち、
日常会話もおぼつかないながら、
何とかこなせるようになって来たので、
人材紹介会社に登録に行ったところ、
運良く私が希望する職種を紹介してもらえたので、
求人を行っている会社にアポイントを取ってもらいました。
しかし、その会社の所在地は、深セン。
上海で就職すると信じて疑っていなかった私の頭は、
深センと言う勤務地を聞いてとても混乱しましたが、
深センにある日系の会計事務所で
2003年の3月から働き始めました。
その事務所に私が入ったとき、
事務所に常駐しているスタッフは3名で、
その3名は全て中国人。
そのうちの1名は日本語を話せましたが、
中国人のなかに日本人が一人入って
仕事を進めていくことになりました。
そして、事務所も順調に成長し、
人員も増やすと言う事で、
2004年の1月から日本人を採用しました。
よって、9ヶ月間、基本的に日本人は
私一人で仕事をしていました。
その事務所で数多くの事を経験しましたが、
そこで2年間勤め、今、勤務する日系の工場に
経理担当として働いています。
これからこのコラムで、中国で暮らした3年間で
見たこと、聞いたこと、感じたことを中心に
掲載していきたいと思っています。
ご愛顧のほど、よろしくお願いします。
2005/11/20