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夢の上海(チャイひめ)
第32回 コスモポリタン~国際人~
「上海の衡山路で一番おしゃれなスポットを教えて」
知人で最近上海に留学を始めた人にこう言われました。
衡山路での夜遊びなら、チャイひめにおまかせあれ!
ということで、その日は彼女の留学仲間の日本人、韓国人、タイ人、ドイツ人が集まりました。
行き先はチャイひめお気に入りの「MURAL」というバー。
MURALは上海の中では、すごく内装に凝ったバー。
コンセプトはシルクロード沿いの町(例えば敦厚のような)の洞窟。
岩肌に石仏がたくさんあり、仏画が描かれ、仏像も置いてあったり。
まさに古代のシルクロードの町を彷彿とさせます。
オリエンタルな雰囲気が特に外国人に人気で、「ブッダ・バー」として親しまれています。
風水の考えもふんだんに取り入れた店内のレイアウトや、店内の仏画や書や仏像は、
アーティストでもある、香港人オーナーが全て自分で作ったのだそうです。
様々なイベントをやっていて、ちょうど私達が行った日は、
ラテンバンドの生演奏と、ベリーダンスのパフォーマンスがあって盛り上がっていました。
さらにその日はレディースナイトで、「コスモポリタン」というカクテルが女性は無料!
コスモポリタンはウォッカをベースに、
コアントロー、ライムジュース、クランベリージュースをシェイクした、
ルビー色のきれいなカクテルで、さわやかな口あたりのお酒です。
コスモポリタンとは、国籍・民族などにこだわらず、全世界を自国のように考えて行動する人、
平たく言って「世界市民」や「国際人」という意味の言葉だそうです。
国際人!!
まさに上海で飲むのにピッタリのお酒じゃないですか。
今や上海は東洋のニューヨーク、世界中の人が集まってくる場所。
浦東国際空港の国際便到着出口は、毎日毎日様々な地域からの搭乗客でいつもいっぱいです。
上海は国際都市で外国人が多く、その上自分が外国人なので、
この日のように(日本人以外の)外国人と接する機会は少なくありません。
私が2年上海に住んで思ったことは、
「上海を楽しみたいなら国際人たるべし」ということです。
それが英語の勉強を始めた理由でもあるのです。
上海の国際人の共通語は、中国語ではなくて英語です。
この日集まった外国人たちは、ほとんどが中国語を勉強中の留学生でしたので、
私たちの会話は中国語がベースでした。
ですが、バーを出た私たちは次に、
そのとき一緒にいたドイツ人の女の子の友達の家での
ホームパーティーに参加したのですが、
ドイツ人を中心に多国籍な人達が集まっていましたので、
そこでは当然、英語がベースの会話となりました。
2ヶ月間毎日英語のリスニングをしてきた成果か、
以前に比べて、ビックリするくらい英語が自然に口から出てきて、
パーティーをすごく楽しむことができました。
少しずつでもいい、こつこつと語学の勉強を積み重ねて、国際感覚を身につけ、
真の国際人、コスモポリタンに近づいていきたいなと思う今日この頃です。
衡山路の”ブッダバー”、MURALの店内。真ん中には仏像がありますね。見にくいですが、写真右側の壁には小さな仏様がたくさん彫られています。東洋の神秘を感じさせるオリエンタルな雰囲気のバーで、チャイひめのおすすめスポットの一つです。
Yongjia Road 697(near Hengshan Road)021-6433-5023
2006/10/04