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実験の日記の新聞(坊井重久)
第148回 「社会貢献」なんて考えたこともなかったなあ
ジャーナリストの有田芳生(ありたよしふ)さんのブログを最近読んでいます。
示唆の多い内容で、ブログのなかで今は一番のヘビィ・ローテーションのひとつ。
僕にとっては、あの一連の「オウム事件」で、メディアに登場した人、と認識しているが、おそらく以前から斯界では有名な方だったんでしょう。
さて、その中で、こんな一節。
「映画にでも行こうかと準備をしているとアメリカにいる長女から電話があった。友人と酒を飲んで寮に戻る途中だという。ベンチに座ってあれこれと近況を伝えてくれるのだった。いつか社会貢献できるようになりたいという。それは年齢に関わらず誰にでもある課題なのだろう。しかし意識しているかどうかで人生の選択は相当に変わってくる。そんなことを言いはしないけれど、話をしていると1時間」
この長女の方はおそらく学生だと思われるが、俺はそんな若いときに社会貢献しようなんて、これっぽっちも思わなかった、気がします。
そして、今もです。
ハッキリ言って、自分の生活に手一杯。
だからこそ、そんな若い人が、社会貢献をしようという意志があることに驚き、学ばされます。
(親などからの)教育次第で、考え方は人それぞれ変わるのだな、ということも分かります。
世の中まだ捨てたもんじゃないと思えるし、ちょっとは「そういうこと」も、考えられるようになれればなあと思ったのです。それによって、これからの人生の選択が変われば、もっといいわけです。
(2007年04月04日)